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シマノのロードバイク向けコンポーネントの互換性まとめ
公開日: 2020年11月12日
グレードの違いや世代の違いでいろんなパーツがあって混乱しがちなシマノのロードバイク向けコンポーネント。今回は、シマノコンポーネントの互換性の傾向についてまとめました。
この記事の目次
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ブレーキは互換性が一番広い
ブレーキは、シマノのロードバイク向けパーツの中でも最も互換性が高いパーツです。基本的には、STIレバーが対応してれば基本上下グレードで互換します。
例えば、エントリーグレードのCLARISのSTIレバーでも、最上位のDURA-ACEのブレーキに対応することがあります。
ブレーキは新品でも価格がそこまで高くないので、単体でのアップグレードしやすいパーツ言えます。
フロント・リアの段数が同じなら上下互換がある
コンポーネント周りでパーツを買うのであれば、まず最初に注目すべきはスピード段数です。
シマノのロードバイク向けコンポーネントでは、
- 2x11速(DURA-ACE,ULTEGRA,105)
- 2x10速(ULTEGRA,105,TIAGRA)
- 3x10速(ULTEGRA,105,TIAGRA)
- 2x9速(SORA)
- 3x9速(SORA)
- 2x8速(CLARIS)
- 3x8速(CLARIS)
と言う組み合わせがあります。
DURA-ACE,ULTEGRA,105は2x11速同士で上下互換がある
同じ2x11速同士になるDURA-ACE、ULTEGRA、105のパーツ同士は、同じ変速数であれば互換性があります。
ただし、同じ105でも最新シリーズであるR7000系と5800系は2x11速用で5700系は2x10速なので、ここに互換がありません。
ULTEGRA,105,TIAGRAは2x10速同士で上下互換がある
同じ2x10速同士になるULTEGRA、105、TIAGRAのパーツ同士は、同じ変速数であれば互換性があります。
注意したいのは、ULTEGRA、105は2x10速は旧世代のモデルのみです(ULTEGRA:6700系゙、105:5700系)。TIAGRAには2x10速しかありません。
また、リア10速コンポーネントにはフロントが2速のモデル(2x10速)と3速のモデル(3x10速)がありますが、リアが同じ段数でもフロントの段数が違う場合は、STIレバー、フロントディレイラー、リアディレイラーがセットで交換する必要があるケースがあります。(フロントディレイラーとクランクのみの交換でOKな場合もあり)
SORA、CLARISは段数が独自なので互換性がない
SORA(2 or 3x9速)とCLARIS(2 or 3x8速)は、段数がそれぞれのグレードにしかないため、基本的には上下の互換がありません。
ただし、前述の通り、ブレーキについては上下互換が強いので使えるケースが多くなります。
FDとクランクは同じ段数で上下互換がある
フロント変速のパーツである、フロントディレイラーとクランクは、前後の段数が同じ場合は上下互換がある場合があります。ただし、旧モデルについては上位モデルとの互換がないケースなどもあります。
R世代とR世代の前世代は互換があることが多い
これまで見てきた互換のケースの範囲内であれば、基本的には現行のR世代(XX-R0000)と一つ前のx800世代(XX-0800)は互換性があることが多くなります。
例えば、ULTEGRAのSTIレバーST-6800(x800世代)は105の最新フロントディレイラー・FD-R7000(R世代)と互換性があります。
これよりもさらに一つ世代が空いてしまうと互換性がないケースが多くなります。
シマノのロードバイク向けコンポーネントの互換性を見てきました。こうして見ると、シマノのコンポーネントは互換性が高いので、パーツによって中古なども組み合わせると格安でロードバイクのアップグレードが出来そうです。
当然ですが、詳細なパーツごとの互換性はシマノの公式サイトで確認してくださいね。