自転車のディスクローターの歪みとは?起こる原因と歪みを補正する方法
ディスクブレーキ自転車のディスクローター付近から「シュッシュッ」という異音が聞こえたら、ディスクローターの歪みの可能性があり。なぜディスクローターの歪みは起こるのか、歪みを補正する方法をまとめました。
更新日: 2021年5月28日
公開日: 2021年2月2日
シマノのロードバイク向けコンポのSORA、MTB向けコンポのALIVIOで採用されている9速スプロケット。今回は、9段速(9s)スプロケットの種類と違いをまとめました。
この記事の目次
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SHIMANO (シマノ) CS-HG50-9
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | SORA |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
シマノのロードバイク向けコンポーネント・SORAの現行R3000シリーズのスプロケット。仕上げはニッケルメッキ。ロードバイク向けということで、クロスレシオなギア構成になっています。
型番 | ハイ | ロー | ギア構成 |
---|---|---|---|
CS-HG50-9(bf) | 11T | 30T | 11-12-14-16-18-20-23-26-30 |
CS-HG50-9 | 12T | 25T | 12-13-14-15-17-19-21-23-25 |
CS-HG50-9 | 13T | 25T | 13-14-15-16-17-19-21-23-25 |
CS-HG50-9 | 14T | 25T | 14-15-16-17-18-19-21-23-25 |
SHIMANO (シマノ) CS-HG400-9
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | ALIVIO |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
シマノのMTB向けコンポ・ALIVIOの現行モデル・M4000シリーズのスプロケット。仕上げはニッケルメッキです。11-25T、11-28T、11-32T、11-34T、12-36T、11-36Tとラインアップが広いのが特徴で。MTBだけでなくロードバイクでも使いやすい歯数構成です。
型番 | ハイ | ロー | ギア構成 |
---|---|---|---|
CS-HG400-9 | 11T | 25T | 11-12-13-15-17-19-21-23-25 |
CS-HG400-9 | 11T | 28T | 11-12-13-14-16-18-21-24-28 |
CS-HG400-9(aR) | 11T | 32T | 11-12-14-16-18-21-24-28-32 |
CS-HG400-9 | 11T | 34T | 11-13-15-17-20-23-26-30-34 |
CS-HG400-9 | 11T | 36T | 11-13-15-17-20-23-26-30-36 |
CS-HG400-9 | 12T | 36T | 12-14-16-18-21-24-28-32-36 |
SHIMANO (シマノ) CS-M770
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DEORE XT |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
シマノのMTB向けコンポーネント・DEORE XTの9速時代の旧モデル。仕上げはショットクロムです。中抜きされているため、軽量化されています。
型番 | ハイ | ロー | ギア構成 |
---|---|---|---|
CS-M770 | 11T | 32T | 11-12-14-16-18-21-24-28-32 |
CS-M770 | 11T | 34T | 11-13-15-17-20-23-26-30-34 |
SHIMANO (シマノ) CS-HG80-9
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | SAINT・SLX・DEORE LX |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
シマノのMTB向けコンポーネント・SAINT・SLX・DEORE LX世代のスプロケット。素材はスチールで仕上げはショットクロムとショットニッケル。中抜きされているため、軽量化されています。ギアラインアップはロードに近い11-28Tがラインアップされています。
型番 | ハイ | ロー | ギア構成 |
---|---|---|---|
CS-HG80-9 | 11T | 28T | 11-12-13-14-16-18-21-24-28 |
CS-HG80-9 | 11T | 32T | 11-12-14-16-18-21-24-28-32 |
CS-HG80-9 | 11T | 34T | 11-13-15-17-20-23-26-30-34 |
SHIMANO (シマノ) CS-HG70-S
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | capreo |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
シマノの小径車向けコンポーネント・capreoの9速スプロケット。仕上げは錫-コバルトメッキ。小径車向けということでロードやMTBでは見かけない9-26Tという特殊なギア構成です。専用のハブ・FH-F700だけで利用可能です。
型番 | ハイ | ロー | ギア構成 |
---|---|---|---|
CS-HG70-S | 9T | 26T | 9-10-11-13-15-17-20-23-26 |
シマノの9速スプロケットは現行モデルは全てニッケルメッキ仕上げです。
の3種類があります。
違いは基本的には見た目(色)で、ニッケルメッキはニッケルで皮膜処理しています。ニッケルメッキはメッキ層が薄いためやや暗い銀色になります。
ロードバイク向けの9速スプロケット・CS-HG50-9は、ロー側が25Tか30Tになっていますが、MTB向けのCS-HG400-9は、ローが25Tから36Tまでと、かなり広いラインアップで、クロスレシオからワイドレシオまで対応します。
CS-HG400-9はロードでも使えるため、ワイドレシオならCS-HG400-9、クロスレシオならCS-HG50-9という選び方になるでしょう。
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CS-HG50-9とCS-HG400-9の違いは歯数構成だけです。
グレード的には、CS-HG400-9がシマノのMTB向けのALIVIOで、CS-HG50-9がシマノのロードバイク向けのSORAなので、単純な比較は出来ません。
ただ、ALIVIOがMTBコンポでは上から5番目・下から7番目と中の下くらいのグレード、SORAがロードバイクコンポでは上から5番目で下から3番目なので、同等グレードと考えて良いでしょう。
主な違いは歯数構成と仕上げ(ニッケルメッキかショットクロム/ショットニッケル)です。
歯数構成的にはCS-HG80-9の方がワイドレシオなので、ワイドレシオが良いならCS-HG80-9、クロスレシオならCS-HG50-9でしょう。
CS-HG80-9は、現在販売がほとんどない製品で、代替はMTB向けのCS-HG50-9になります。
こちらも、主な違いは歯数構成と仕上げ(ニッケルメッキかショットクロム/ショットニッケル)です。
どちらも同じシマノのMTBコンポなのでグレードの比較が出来ます。CS-HG400-9がシマノのMTB向けのALIVIOで、CS-HG80-9がシマノのMTB向けコンポーネント・SAINT・SLX・DEORE LX。
CS-HG80-9の方がグレード的には上位グレードですが、旧モデルなので現状は新品ではCS-HG400-9一択です。
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番・互換性まとめ
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番をまとめました。ロードバイク・グラベルバイク向けコンポとの互換性や比較なども。
ここまで見てきた違いをグレードで分けてみると、
という感じになります。
ただし、シマノのコンポは「世代の差 > グレードの差」と言われているので、その点を考慮すると、
と言った感じでしょうか。
シマノの9速(9s)スプロケットの種類と違いを見てきました。
エントリー向けコンポの中でもちょっとお高めの完成車に多い9速ですが、あまり普及している段数ではないのか、選択肢は8速と比べて少なめですが、ギア構成的には比較的幅広いので、満足の行くスプロケットを探してみてください。
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | SORA |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | ALIVIO |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DEORE XT |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | SAINT・SLX・DEORE LX |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | capreo |
スピード | 9s (9速) |
適合 | ロードバイク、MTB、クロスバイク |
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