自転車のディスクローターの歪みとは?起こる原因と歪みを補正する方法
ディスクブレーキ自転車のディスクローター付近から「シュッシュッ」という異音が聞こえたら、ディスクローターの歪みの可能性があり。なぜディスクローターの歪みは起こるのか、歪みを補正する方法をまとめました。
更新日: 2022年7月1日
公開日: 2021年6月11日
シマノのロードバイク向け・MTB向けの最上位上位グレード変速である12速(12s)スプロケットの種類をまとめました。モデルごとの違いや選ぶ際のポイントなど。
この記事の目次
スポンサーリンク
SHIMANO (シマノ) CS-R9200-12
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DURA-ACE |
スピード | 12s (12速) *11速ホイールと互換性あり |
適合 | ロードバイク |
シマノのロード向け最上位コンポーネント・DURA-ACEの現行モデルのスプロケット。12専用ホイールと従来の11速ホイールの両方に互換性があります。
多段化するにあたって、ワイドレシオなスプロケットのみのラインアップになっています。
型番 | ハイ | ロー | 重量 | ギア構成 |
---|---|---|---|---|
CS-R9200-12 | 11T | 30T | 223g | 11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27-30 |
CS-R9200-12 | 11T | 34T | 253g | 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34 |
SHIMANO (シマノ) CS-R8100-12
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | ULTEGRA |
スピード | 12s (12速) *11速ホイールと互換性あり |
適合 | ロードバイク |
シマノのロード向け上位コンポーネント・ULTEGRAの現行モデルのスプロケット。CS-R9200-12と同様、12専用ホイールと従来の11速ホイールの両方に互換性があります。
CS-R9200-12と同じくワイドレシオなスプロケットのみのラインアップになっています。
型番 | ハイ | ロー | 重量 | ギア構成 |
---|---|---|---|---|
CS-R8100-12 | 11T | 30T | 291g | 11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27-30 |
CS-R8100-12 | 11T | 34T | 345g | 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34 |
2022年6月30日に発表されたR7100系で上位グレードと同じ12速化した新105の12速スプロケット。DURA-ACE、ULGTEGRAよりもワイドレシオな構成のスプロケットになっていて、重量もやや重めですが、上位グレードにはない11-36Tの構成を使うことで、ギア比1未満の組み合わせを選ぶことが可能です。
なお、11-36Tのスプロケットは、DURA-ACE、ULTEGRAのリアディレイラーは非対応です。
型番 | ハイ | ロー | 重量 | ギア構成 |
---|---|---|---|---|
CS-R7100-12 | 11T | 34T | 361g | 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34 |
CS-R7100-12 | 11T | 36T | -g | 11-12-13-14-15-17-19-21-24-28-32-36 |
SHIMANO (シマノ) CS-M9100-12
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | XTR |
スピード | 12s (12速) |
ラインアップ | 10-45T、10-51T |
シマノのMTB向け最上位コンポーネント・XTRの現行モデルのスプロケット。ロー側3枚にアルミ、中間の5枚にチタン、トップ側4枚にスチールが使われ、3つの金属で構成されている特殊なスプロケットです。
トップが10Tとこれまでの11Tよりも小さく、ローは最大で51Tと驚異的な超ワイドレシオスプロケットになっています。クロスレシオなスプロケットはラインアップされていません。
型番 | ハイ | ロー | 重量 | ギア構成 |
---|---|---|---|---|
CS-M9100-12 | 10T | 45T | 357g | 10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-40-45 |
CS-M9100-12 | 10T | 51T | 367g | 10-12-14-16-18-21-24-28-33-39-45-51 |
SHIMANO (シマノ) CS-M8100-12
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DEORE XT |
スピード | 12s (12速) |
ラインアップ | 10-45T、10-51T |
シマノのMTB向け上位コンポーネント・DEORE XTの現行モデルのスプロケット。ロー側2枚がスチール、その他10枚がアルミという構成になっています。
トップが10Tとこれまでの11Tよりも小さく、ローは最大で51Tと驚異的な超ワイドレシオスプロケットになっている点は、上位モデルであるCS-M9100-12と同じです。
型番 | ハイ | ロー | 重量 | ギア構成 |
---|---|---|---|---|
CS-M8100-12 | 10T | 45T | 461g | 10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-40-45 |
CS-M8100-12 | 10T | 51T | 470g | 10-12-14-16-18-21-24-28-33-39-45-51 |
SHIMANO (シマノ) CS-M7100-12
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | SLX |
スピード | 12s (12速) |
ラインアップ | 10-45T、10-51T |
シマノのMTB向け上位コンポーネント・SLXの現行モデルのスプロケット。ロー側1枚がスチール、その他11枚がアルミという構成になっています。
ギア構成は上位モデルのCS-M9100-12、CS-M8100-12と同じですが、重量が500gを超える超重量になっています。
型番 | ハイ | ロー | 重量 | ギア構成 |
---|---|---|---|---|
CS-M7100-12 | 10T | 45T | 513g | 10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-40-45 |
CS-M7100-12 | 10T | 51T | 534g | 10-12-14-16-18-21-24-28-33-39-45-51 |
スポンサーリンク
シマノの12速スプロケットとホイールの互換性をまとめると下記のようになります。
ホイール/スプロケット | 12速スプロケット(ロード) | 12速スプロケット(MTB) |
---|---|---|
12速ホイール(ロード) | ○ | - |
12速ホイール(MTB) | - | ○ |
11速ホイール(ロード) | ○ | - |
11速ホイール(MTB) | - | - |
11速まではドライブトレインのキャパシティ内であれば、ロード向けのスプロケットとMTB向けのスプロケットには互換性がありましたが、12速からはロード向けとMTB向けで取り付けるフリーボディの形状が全く違う規格になっているため、互換性がなくなっています。
MTB向け12速は「MICRO SPLINE」と呼ばれるフリー規格になっていますが、ロード向け12速はそれとは別の独自規格になっています。
ロード向けの12速スプロケットは、フリーボディのスリット数を増やしつつも、これまでの11速フリーボディにも対応できる形状になっているため、従来の11速ホイールとも互換性があります。12速ホイールでも、11速ホイールでもロード向けの12速スプロケットが使用可能です。
一方で、ホイールについてはやや事情が異なります。
DURA-ACEの12速ホイール・WH-R9200のフリーボディは12速専用なため、11速以下のスプロケットは使えません。しかし、ULTEGRAの12速ホイール・WH-R8170は12速と11速の両方に互換するフリーハブを採用しているため、12速スプロケットでも11速スプロケットでも使えます。
MTB向けの12速スプロケットは、独自規格である「MICRO SPLINE」専用のスプロケットになっているため、11速ホイールと互換性がありません。
MTB向けの11速ホイールはロード向けの11速ホイールと同じ規格なので、ロード向け12速スプロケットを取り付けること自体はできますが、シマノの公式互換ではないので、MTB向けドライブトレインで正確に動作するかは不明です。
シマノの12速スプロケットは、これまではMTB向けのコンポーネントでしかランアップされていませんでしたが、2021年9月にロードバイク向けDURA-ACE、ULTEGRAの12速が、2022年6月には105の12速が発表されたため、ラインアップは広くなっています。
ただし、ロード向けとMTB向けの12速には互換性がないため、選択肢自体はあまり広くありません。
シマノの12速スプロケットの違いは使用素材とそれに伴う重量です。
特に重量は、同じギア構成でも最上位のCS-R9200-12とCS-M9100-12は非常に軽量で、下位モデルであるCS-R8100-12やCS-M7100-12とは1.5倍ほど重量が違うため、車体の軽量化にこだわるのであれば、値段はしますが最上位モデル一択です。
素材については、
かが違いです。
シマノの12速向けスプロケットは、ロード向け同士、MTB向け同士であればギア構成は全てのモデルで同じです。
選択肢的には、ロード向けが11-30Tと11-34Tの二つ、MTB向けが10-45Tか10-51Tの二つとなっていて、その二つの中でクロスかワイドかを選ぶ形になります。
12速スプロケットについては、見た目での見分け方は非常に簡単です。
まず、MTBの12速スプロケットは、ロー側の黒ギアの枚数で判別できます。
となります。
ロード向けは、ロー側の5枚のカラーリングが異なるのがCS-R9200-12で、全てシルバーなのがCS-R8100-12です。
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DURA-ACE |
スピード | 12s (12速) *11速ホイールと互換性あり |
適合 | ロードバイク |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | ULTEGRA |
スピード | 12s (12速) *11速ホイールと互換性あり |
適合 | ロードバイク |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | XTR |
スピード | 12s (12速) |
ラインアップ | 10-45T、10-51T |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DEORE XT |
スピード | 12s (12速) |
ラインアップ | 10-45T、10-51T |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | SLX |
スピード | 12s (12速) |
ラインアップ | 10-45T、10-51T |
スポンサーリンク
混乱しやすいシマノのスプロケットとホイールの互換性をわかりやすく解説
どのホイールがシマノのどのスプロケットに互換するのか、いろんな組み合わせがあって意外と混乱しがちです。今回は、ホイール・スプロケットの変遷をみていくことで、スプロケットとホイールの互換をわかりやすく、覚えやすく解説します。
最高速度は買った時点で決まる!自転車のギア比とケイデンスと速度の関係
エンジンが人間であるため、無限に速度が出せそうな自転車ですが、実は、ギア比とケイデンスで最高速度はおおよそ決定されていまします。今回は、ギア比、ケイデンスとは何か、最高速度の関係性を見ていきます。
自転車のディスクローターの歪みとは?起こる原因と歪みを補正する方法
ディスクブレーキ自転車のディスクローター付近から「シュッシュッ」という異音が聞こえたら、ディスクローターの歪みの可能性があり。なぜディスクローターの歪みは起こるのか、歪みを補正する方法をまとめました。
チューブレスタイヤの普及と共に注目され、最近ではプロロードレースでの使用実績もあるタイヤインサートとは何か、使うメリット・デメリットをまとめました。
シマノのディスクブレーキパッドの種類とモデルごとの違い、互換するブレーキキャリパーについてまとめました。
TPI、コンパウンド、トレッド?自転車タイヤのスペックを理解しよう
ロードバイクやMTB、グラベルバイクのタイヤをアップグレードしようアイテムを探していると、説明文に出てくるのがTPI、コンパウンド、パターンなどの専門用語。一見難しいタイヤのスペックですが、重要な部分だけを押さえておけば、タイヤ選びが充実します。
ロードバイクに乗っていると意外と悩みの種となるのが頭部の汗。頭に汗をかかないためのロードバイク・ヘルメット選びをまとめました。
ロードバイクやMTBの整備をしっかりと行うならあると便利な工具が「トルクレンチ」。トルクレンチとは何か、トルク管理をするメリットとデメリットをまとめました。
チューブレスにあると心強い!ブースター・ブースト機能付きエアポンプまとめ
チューブレスの導入の最難関でもあるビード上げを簡単にしてくれるのがブースター。1本あると心強いブースター・ブースト機能付きエアポンプをまとめました。
軽量でコスパが高いホイールが多い「フックレスリム」ホイール。フックレスとは何か?フックレスのメリット・デメリット、そして選ぶ際の注意点をまとめました。
自転車ホイールの規格の一つである「ASTM規格」とは何か。ホイールを選ぶ際に注意すべきポイントをまとめました。
軽量No.1はどれ?ロードバイク用軽量チューブレスタイヤまとめ
ロードバイクでも利用者が増えているチューブレス。今回は、ロード用チューブレスタイヤはどれが一番軽いのか、サイズごとにチューブレスタイヤを比較しました。
チューブレス、チューブレス・レディタイヤでパンクした時の対処方法
ここ数年で利用ユーザーが劇的に増えてきているチューブレスタイヤ。チューブレス、チューブレス・レディタイヤでも0には出来ないのがパンク。パンクの原因と対処方法をまとめました。
ロードバイクなどのスポーツ自転車でタイヤの太さを変えようとする場合、ホイールが許容するタイヤサイズが重要になります。今回は、ホイールの規格やスペックから対応タイヤを調べる方法をご紹介します。
SCHWALBE(シュワルベ)のグラベル・シクロクロスタイヤのシリーズと種類まとめ
SCHWALBE(シュワルベ)の未舗装路向けタイヤである、グラベルタイヤとシクロクロスタイヤのシリーズと種類をまとめました。
チューブレスを使う上で必須のアイテムが「チューブレスバルブ」。チューブレスバルブとは何か、チューブレスバルブ種類と選び方をまとめました。
SRAMの独自規格であるXD・XDRはどのような規格なのが、シマノと何が違うのか、購入するときの注意点などをまとめました。
自転車にしっかり乗り出すと欲しくなるのがナビ機能。自転車でナビと言えばサイコンですがナビ機能を搭載するモデルは数万円することがほとんどです。今回は、ナビ機能を搭載しつつ、2万円未満で買える安いサイコンをご紹介します。
シマノのロードバイク・MTBコンポで使える12速チェーンまとめ
シマノのロードバイク・MTBコンポで使える12速チェーンをまとめました。シマノ以外のメーカーのチェーンの互換性についても。
ロードバイクで使えるシマノのワイドレシオ・スプロケットまとめ
ロードバイクで使えるシマノのワイドレシオ・スプロケットを段数ごとに互換性も含めてまとめました。
自転車用ディスクブレーキのマウントの種類と見分け方、アダプターの選び方
規格違いのキャリパーや、ローターサイズの変更の時に必須となるのが自転車用ディスクブレーキのマウントアダプター。マウントアダプターの種類と見分け方、シマノのマウントアダプターの型番などを解説します。
フルクラム Racing DB 900とRacing DB 800の違い
エントリーからミドルクラスのディスクロードに標準装備されるフルクラム Racing DB 900とRacing DB 800。両者の違いをまとめました。