シマノの11速(11s)スプロケットの種類と違いまとめ

更新日: 2023/10/17

公開日: 2021/06/11

シマノのロードバイク、MTB向けコンポである11速(11s)スプロケットのうち、HYPERGLIDEタイプのスプロケットの種類をまとめました。モデルごとの違いや選ぶ際のポイントなど。

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※2023年3月にシマノの新コンポーネントブランド「CUES」が発表されたため、11速スプロケットは、従来のHYPERGLIDEと新しいLINKGLIDE(それぞれ別互換)に分かれています。本記事は、HYPERGLIDEの11速スプロケットに関する記事です。

シマノの11速(11s)向けスプロケット(HYPERGLIDE)の種類

CS-R9100

シマノのロードバイク向け最上位コンポーネント・DURA-ACEの前世代・R9100シリーズの11速スプロケット。ロー側5枚がチタン製で、剛性と軽量と両立しています。ただ、前モデルのCS-9000にあった11-23T(165g)という構成がなくなったため、最軽量が11-25Tの175gになっています。

ロードバイク向けということで、クロスレシオなギア構成をメインに、11速という変速数の多さを生かしたロー最大30Tのスプロケットがラインアップに追加されています。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-R9100 11T 25T 175g 11-12-13-14-15-16-17*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-R9100 11T 28T 193g 11-12-13-14-15-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)
CS-R9100 11T 30T 211g 11-12-13-14-15-17-19*-21*-24*-27*-30*(*はチタン)
CS-R9100 12T 25T 189g 12-13-14-15-16-17-18*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-R9100 12T 28T 205g 12-13-14-15-16-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)

CS-R8000

シマノのロードバイク向けULTEGRAの前世代R8000シリーズのスプロケット。DURA-ACEのCS-R9100と違って、チタン製の歯がないため手頃な価格になっています。チタンギアはないですが、最軽量で232gと軽いスプロケットになっているため、価格と重量のバランスに優れています。

11-25Tから最大11-32Tまで広いレンジをカバーしつつ、14-28Tといった極端なクロスレシオなスプロケットもラインアップしていて、守備範囲も広い製品で、105からのアップグレードや軽量化にも選ばれます。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-R8000 11T 25T 232g 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25
CS-R8000 11T 28T 251g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-R8000 11T 30T 269g 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
CS-R8000 12T 25T 243g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
CS-R8000 14T 28T 300g 14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28
CS-R8000 11T 32T 292g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32

CS-R7000

シマノのロードバイク向け105の前世代R7000シリーズのスプロケット。一つ上位のグレードであるCS-R8000と比べて歯数構成の選択肢が少なくなり、重量も重めです。

ロード向けの11速としては、105・R7000シリーズはエントリーグレード扱いになるため、アップグレードとしてCS-R7000を選ぶことはありませんが、手頃な価格でクロスレシオやワイドレシオなど、タイプの違うスプロケットを揃えることが出来るのがメリットです。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-R7000 11T 28T 284g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-R7000 11T 30T 304g 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
CS-R7000 11T 32T 320g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32
CS-R7000 12T 25T 269g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25

CS-HG800 11S

SHIMANO (シマノ) CS-HG800-11

メーカー シマノ
ブランド ULTEGRA
スピード 11s (11速)
適合 ロードバイク、MTB、クロスバイク
ギア組み合わせ 11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T(11-34T)
特記事項 8・9・10速ホイールに装着可能

CS-HG800は、製品名にR8000のシリーズ名こそ入っていないものの、ULTEGRAグレードの11速スプロケットです。

他のロード向け11速スプロケットとの大きな違いは、「スプロケット全体の厚みが10速スプケットと同じ(10速ホイールでも11速が使える)設計」になっている点です。

仕組みとしては、11速化に伴って増えたスプロケットの厚みを「上に増やす」のではなく、「下(スポーク側にせり出す形)に増やし」、10速ホイールのままでも11速化が出来るようにしています。

特殊な形状なため、11速ホイールで使う場合は付属のスペーサーが必要という点と、他の11速スプロケットと違って、11-34Tのワイドレシオ設定しかない(ロー最大が小さいとスポークに接触するためと思われる)やや特殊な立ち位置になっています。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-HG800 11S 11T 34T 335g 11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T

CS-HG700-11

SHIMANO (シマノ) CS-HG700-11

メーカー シマノ
ブランド 105
スピード 11s (11速)
適合 ロードバイク、MTB、クロスバイク
ギア組み合わせ 11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T(11-34T)
特記事項 8・9・10速ホイールに装着可能

105グレードの11速スプロケット。CS-HG800 11S同様、8・9・10速フリーハブに対応するため、MTBの11速と兼用になっています。

CS-HG800 11Sと同じ歯数構成ですが、廉価版という位置付けのため重量が10%ほど重くなっています。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-HG700-11 11T 34T 379g 11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T

CS-9000

シマノのロードバイク向け最上位コンポーネント・DURA-ACEの2世代前にあたる9000シリーズのスプロケット。ロー側5枚がチタン製で、剛性と軽量(11-23Tで165g)と両立しています。

歯数構成がかなりクロスレシオに偏っていて、まさにレースグレードといった形です。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-9000 11T 23T 165g 11-12-13-14-15-16-17*-18*-19*-21*-23*(*はチタン)
CS-9000 11T 25T 205g 11-12-13-14-15-16-17*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-9000 11T 28T - 11-12-13-14-15-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)
CS-9000 12T 25T - 12-13-14-15-16-17-18*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-9000 12T 28T - 12-13-14-15-16-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)

CS-6800

シマノのロードバイク向け上位コンポーネント・ULTEGRAの2世代前である6800シリーズのスプロケット。11速ながらも11-23Tでは重量が212gと軽量なのが特徴です。

発売当時としては、ワイドレシオからクロスレシオまでバランスよく歯数構成をラインアップしていますが、ワイドレシオ化が進んだ現在では、最大で11-28Tというのはややクロス気味に寄ったラインアップに感じるかもしれません。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-6800 11T 23T 223g 11-12-13-14-15-16-17-18-19-21-23
CS-6800 11T 25T 239g 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25
CS-6800 11T 28T 245g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-6800 12T 25T - 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25

CS-5800

シマノのロードバイク向けレースレディコンポーネント・105の2世代前の5800シリーズのスプロケット。最軽量の12-25Tでも重量が269gと上位グレードから比べると重くなっています。

歯数構成がかややワイドレシオ寄りで選択肢が少ないため、より細かいギア比を求めるなら上位グレードを選ぶことになりますが、ワイドレシオなスプロケットが好まれるようになった現在では、むしろ選びやすいスプロケットとも言えます。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-5800 11T 28T 284g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-5800 11T 32T 320g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32
CS-5800 12T 25T 269g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25

CS-M9001

シマノのMTB向け最上位コンポーネント・XTRの1世代前であるM9000シリーズのスプロケット。11-40Tという超ワイドレシオなギア構成のモデルです。

ロード向け最上位・DURA-ACEのスプロケットと同様、ロー側にチタンギアが採用されています(40Tのみアルミ)。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-M9001 11T 40T 330g 11-13-15-17-19*-21*-24*-27*-31*-35*-40(*はチタン)

CS-M8000

シマノのMTB向けコンポDEORE XTの1世代前のシリーズであるM8000シリーズの11速スプロケット。

ロー最大が40T、42T、46Tの3種類から選ぶことが出来、超ワイドレシオ構成でありながら、400g台に抑えられた軽量なスプロケットに仕上がっています。

超ワイドレシオで軽量、そしてコストとのバランスが良い11速スプロケットなら、CS-M8000はファーストチョイスでしょう。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-M8000 11T 40T 411g 11-13-15-17-19-21-24-27-31-35-40T**(bs)(**はアルミ)
CS-M8000 11T 42T 434g 11-13-15-17-19-21-24-28-32-37-42T**(bs)(**はアルミ)
CS-M8000 11T 46T 437g 11-13-15-17-19-21-24-28-32-37**-46T**(bs)(**はアルミ)

CS-M7000-11

シマノのMTB向けコンポSLXの前世代であるM7000シリーズの11速スプロケット。

ラインアップは超ワイドレシオな11-40T、11-42T、11-46Tと、CS-M8000と全く同じで、まさにCS-M8000シリーズの廉価版という位置付けです。

CS-M8000よりも価格は安いですが、10%ほど重量アップしてしまうため、価格を取るか、重量を取るかで選ぶ形になるでしょう。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-M7000-11 11T 40T 450g 11-13-15-17-19-21-24-27-31-35-40T**(bs)(**はアルミ)
CS-M7000-11 11T 42T 476g 11-13-15-17-19-21-24-28-32-37-42T**(bs)(**はアルミ)
CS-M7000-11 11T 46T 482g 11-13-15-17-19-21-24-28-32-37**-46T**(bs)(**はアルミ)

CS-M5100-11

シマノのMTB向け上位コンポーネント・DEORE 11Sの現行モデルのスプロケット。シマノの公式重量は公開されていませんが、SLXグレードのCS-M7000-11と比較してかなり重くなるようです。

11-51Tという超ワイドレシオながラインアップされていますが、11-51Tを使う場合は、ハイ・ロー差があるため使うリアディレイラーのキャパシティにも気をつける必要があります。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-M5100-11 11T 42T - 11-13-15-17-19-21-24-28-32-37-42
CS-M5100-11 11T 51T - 11-13-15-18-21-24-28-33-39-45-51

違いはどこにあるのか?

シマノの11速スプロケットは、ここ10年ほど上位モデルの現行モデルと上位モデルとなっているため、種類がかなり豊富にあります。ここからはそれぞれの違いを見てみましょう。

素材・仕上げ・重量の違い

シマノの11速スプロケットを素材で見ていくと、主に3つのグレードに分けられます。

  1. チタンギアがある最上位モデル(CS-R9100、CS-9000、CS-M9001)
  2. 軽量アルミの上位モデル(CS-R8000、CS-6800)
  3. アルミの通常モデル(CS-R7000)
  4. スチールとアルミの組み合わせモデル(CS-M8000など)

最上位であるチタンモデルは「軽量かつ高剛性」ですが高額です。一方で、軽量アルミのモデルはチタンよりかは重いですが、軽量化はしつつ価格も手頃なのが魅力。

一方で、アルミの通常モデルは11速という歯数の多さもあって、10速からのアップグレードの際に重量が増えてしまう可能性もあるため、軽量化を重視する場合は注意が必要です。

歯数の違い

シマノの11速向けスプロケットでは、クロスレシオとワイドレシオの概念がやや変わってきています。

  1. クロスレシオ -> 11-23T、11-25T
  2. ワイドレシオ -> 11-28T、11-30T、11-32T、11-34T、11-36T
  3. 超ワイドレシオ -> 11-40T、11-42T、11-46T、11-51T

10速までは、11-34T、11-36Tくらいが最大のワイドレシオでしたが、MTB向けの11速では最大で11-51Tという超ワイドレシオも登場しています。

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MTBではロード用の11速スプロケットは原則使えない

同じ11速でも、ロード用とMTB用では適合するフリーハブの高さに違いがあります。これは、ロード用の11速化した際に新しい規格にした(8・9・10速用フリーハブよりも高さがある)のに対して、MTB用11速は従来の8・9・10速用フリーハブに互換する形で11速化をしたためです。

そのため、ロード用の11速スプロケットはMTB用のフリーハブには適合しない(高さが足りない)ため使うことが出来ません。

MTB向けの超ワイドレシオなスプロケットは、1.85㎜スペーサーを使うことでロード用11速フリーハブに取り付けは可能ですが、今度はディレイラーのキャパシティ的に、MTB用11速の超ワイドレシオなスプロケットが適合しません。

そのため、ロードとMTB両方で使える11速スプロケットは、シマノが両用としているCS-HG800 11SとCS-HG700-11のみです。

モデルごとの違い

CS-R9100とCS-R8000の違い

共にロードバイク向けの上位グレードのスプロケットですが、チタン歯を採用しているのがCS-R9100はやはり別格。重量、剛性ともにさすが最上位といった形です。

ただし、値段を考えたらCS-R8000はコスパが非常に優秀。レースに出ないというのであれば、CS-R8000でも十分です。

ギア比で見ると、両者はほとんどラインアップが同じですが、11-32Tが欲しい場合はCS-R8000か、一つ下のグレードの105のCS-R7000から選ぶことになるでしょう。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-R9100 11T 25T 175g 11-12-13-14-15-16-17*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-R8000 11T 25T 232g 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25
CS-R9100 11T 28T 193g 11-12-13-14-15-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)
CS-R8000 11T 28T 251g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-R9100 11T 30T 211g 11-12-13-14-15-17-19*-21*-24*-27*-30*(*はチタン)
CS-R8000 11T 30T 269g 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
CS-R9100 12T 25T 189g 12-13-14-15-16-17-18*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-R8000 12T 25T 243g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
CS-R9100 12T 28T 205g 12-13-14-15-16-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)
CS-R8000 14T 28T 300g 14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28
CS-R8000 11T 32T 292g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32

CS-R8000とCS-R7000の違い

CS-R9100とCS-R8000以上に悩ましいのが、CS-R8000とCS-R7000です。

共にレースグレードのULTEGRAと105のスプロケットですが、重量という面で見ると10%ほどCS-R7000の方が重くなりますが、ラインアップしているギア構成も近く、値段の差も3,000円くらいなので、どちらにするかはそれぞれの趣向と言ったところでしょうか。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-R8000 11T 25T 232g 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25
CS-R8000 11T 28T 251g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-R7000 11T 28T 284g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-R8000 11T 30T 269g 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
CS-R7000 11T 30T 304g 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
CS-R8000 12T 25T 243g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
CS-R7000 12T 25T 269g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
CS-R8000 14T 28T 300g 14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28
CS-R8000 11T 32T 292g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32
CS-R7000 11T 32T 320g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32

CS-R9100とCS-9000の違い

共に11速のDURA-ACEスプロケットですが、最新版であるCS-R9100は確実に軽量化がされています。1gでも軽くしたいというならCS-R9100一択になりますが、数10gの軽量化に拘らない、もしくはULTEGRAや105からアップグレードをしたいならCS-9000を選んでも良いでしょう。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-9000 11T 23T 165g 11-12-13-14-15-16-17*-18*-19*-21*-23*(*はチタン)
CS-R9100 11T 25T 175g 11-12-13-14-15-16-17*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-9000 11T 25T 205g 11-12-13-14-15-16-17*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-R9100 11T 28T 193g 11-12-13-14-15-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)
CS-9000 11T 28T - 11-12-13-14-15-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)
CS-R9100 11T 30T 211g 11-12-13-14-15-17-19*-21*-24*-27*-30*(*はチタン)
CS-R9100 12T 25T 189g 12-13-14-15-16-17-18*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-9000 12T 25T - 12-13-14-15-16-17-18*-19*-21*-23*-25*(*はチタン)
CS-R9100 12T 28T 205g 12-13-14-15-16-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)
CS-9000 12T 28T - 12-13-14-15-16-17-19*-21*-23*-25*-28*(*はチタン)

CS-R8000とCS-6800の違い

同じULTEGRAグレードのCS-R8000とCS-6800ですが、大きく違うのはギア構成です。

CS-R8000が11-25Tから11-32Tまで広くカバーしますが、旧モデルであるCS-6800は11-23Tから12-25Tまでのクロスレシオな構成しかカバーしていません。

クロスレシオな構成が好きなのであればCS-6800で問題ありませんが、ロー側に28T以上が欲しい場合は、CS-R8000を選ぶことになります。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-6800 11T 23T 223g 11-12-13-14-15-16-17-18-19-21-23
CS-R8000 11T 25T 232g 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25
CS-6800 11T 25T 239g 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25
CS-R8000 11T 28T 251g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-6800 11T 28T 245g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-R8000 11T 30T 269g 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
CS-R8000 12T 25T 243g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
CS-6800 12T 25T - 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
CS-R8000 14T 28T 300g 14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28
CS-R8000 11T 32T 292g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32

CS-R7000とCS-5800の違い

同じ105グレードのCS-R7000とCS-5800ですが、違いがあるのはCS-R7000には11-30Tというギア構成があることくらいで重量も全て一緒なので、基本的にはどちらを選んでも大きな差はありません。

CS-R7000とCS-5800との違いで悩むよりも、一つ上のULTEGRAの11速スプロケットである、CS-R8000、CS-6800と悩むことになるでしょう。

型番 ハイ ロー 重量 ギア構成
CS-R7000 11T 28T 284g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-5800 11T 28T 284g 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
CS-R7000 11T 30T 304g 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
CS-R7000 11T 32T 320g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32
CS-5800 11T 32T 320g 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32
CS-R7000 12T 25T 269g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
CS-5800 12T 25T 269g 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25

従来の11速スプロケットは、新コンポーネント「CUES」と互換性はない

ここまで見てきたシマノの11速スプロケットは、2023年3月に発表された新コンポーネント「CUES」とは互換性がない、HYPERGLIDEタイプとなります。

HYPERGLIDE+ | シマノ

新コンポーネント「CUES」はLINKGLIDEという別のテクノロジーで設計されているため、同じ11速でもHYPERGLIDEの11速スプロケットと互換性がありません。

MTB 11速とCUES 11速のシマノ公式互換チャート

LINKGLIDE | シマノ

LINKGLIDEテクノロジーの11速スプロケットは、「CS-LG」から始める専用のスプロケットになるため注意が必要です。


最新の12速との互換性については下記の記事をどうぞ。

シマノの11速スプロケットのよくある質問

Q.

シマノの11速スプロケットに対応するフリーボディは「シマノHG 11速」だけですか?

A.

シマノの11速スプロケットは、ほとんどのモデルが11速用のフリーボディである「HG Spline L(通称「シマノHG 11速」)」向けに製造されていますが、一部のMTBと共用スプロケットは「HG Spline M(通称「シマノHG 8〜10速」)にも対応しています。

これはシマノのMTBコンポが11速化したときに、従来の10速までのフリーボディとの互換性を残したままだったためです。

シマノHG 8〜10速に対応する11速スプロケットは「CS-HG800 11S」と「CS-HG700-11」の2種類があります。

Q.

シマノの11速スプロケットは12速ホイールで使うことが出来る?

A.

これはいくつかのパータンに分かれます。

シマノのロードの向け12速ホイールの場合、一部のモデルはフリーボディの形状が11速と互換性のある形状のため、12速ホイールで11速スプロケットが使用可能です。WH-R9200シリーズは12速専用となるため、11速スプロケットが使えません。

シマノのMTB向けホイール、シマノのMTB向け12速に互換するサードパーティ製ホイールは、シマノのMTB12速がMicroSplineという全く別のフリーボディ規格になったため、11速スプロケットを使用することが出来ません。

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