シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
SRAMのスプロケットの互換性まとめ
公開日: 2024/04/10
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
この記事の目次
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SRAMのスプロケットの互換性
SRAMのスプロケットは、
- ホイール(フリーボディ)
- ドライブトレイン
の二つの互換性があります。
SRAMのスプロケットとホイール(フリーボディ)の互換性
SRAMのスプロケットには、対応するフリーボディごとに3種類の互換性があります。
- SRAM XDRドライバー
- SRAM XDドライバー
- シマノ HG Spline
かつて、SRAMはシマノのドライブトレインと互換するパーツを製造していたため、旧モデルのスプロケットと、現行モデルの一部のスプロケットはシマノの「HG Spline(いわゆる、シマノフリー)」と呼ばれるフリーボディ規格で製造されています。
その後、SRAMはMTB向けの「SRAM XDドライバー」という独自のフリーボディを発表。ロード向けにはXDドライバーを拡張した「SRAM XDRドライバー」を発表しています。
SRAMの現行スプロケットは、基本はXDドライバーとXDRドライバーがメインとなっていますが、従来のフリーボディ規格のホイールにも対応させるために、一部はシマノ HG Splineのスプロケットも存在します。
スプロケットがどのフリーボディ規格になっているかは製品ごとに異なるため、自分のホイールに合った製品を選ぶことになります。
SRAMのスプロケットとドライブトレインの互換性
SRAMのスプロケットとドライブトレインの互換性は、「スプロケット・チェーンリング・テクノロジー」を確認します。
SRAMの現行ドライブトレインのスプロケット・チェーンリング・テクノロジーには以下の3種類があり、対応するドライブトレインが異なります。
- PowerGlide/PowerGlide 2(PG
- X-GLIDE/X-GLIDE 2(XG)
- X-SYNC(XS)
PowerGlideとX-Glideについては、基本的には互換性があります。ミドルグレード以下がPowerGlideのスプロケット、ミドルグレード以上がX-GLIDE採用モデルとなり、X-GLIDE 2は主にフロントシングル向けに使われます。
一方で、X-SYNCはSRAMの新しいコンポーネントである「Eagle Transmission」専用スプロケットが採用するスプロケット・チェーンリング・テクノロジーで、従来のPowerGlide、X-GLIDEと互換性がありません。
なお、SRAMのスプロケットは、型番に採用しているスプロケット・テクノロジーの頭文字を使うため(例:XG-1290)、どのテクノロジーか型番で判断することができます。
コンポ | PowerGlide/2 | X-GLIDE/2 | X-SYNC |
---|---|---|---|
ロード | ○ | ○ | - |
MTB(Eagle) | ○ | ○ | - |
MTB(Eagle Transmission) | - | - | ○ |
なお、スプロケット・チェーンリング・テクノロジーは、スプロケットだけでなくフロントチェーンリング、チェーンにも採用されており、それぞれ互換性がある組み合わせで使う必要があります。