シマノのMTB・クロスバイク用機械式ブレーキレバーまとめ

シマノのブレーキレバーは油圧にシフト

シマノのMTB・クロスバイク用のブレーキレバーは、上位グレードのみでなく、下位グレードでも油圧ディスクブレーキ用にシフトしつつあり、機械式ブレーキレバーは選択肢が少ないのが現状です。

現行モデルで残っているシマノの機械式ブレーキレバーは、フラットバーロード用のブレーキレバーと一部のMTB向けコンポのブレーキレバーのみとなっています。

シマノのロードバイク用コンポの機械式ブレーキレバー

シマノのロード向けコンポというと、ブレーキとシフターが一体となったSTIレバーのイメージが強いですが、実は機械式ブレーキレバーのラインアップも豊富です。

ロード向けのキャリパーと、Vブレーキ・機械式ディスクキャリパーはワイヤーの引きしろが違いますが、シマノのロードバイクコンポの機械式ブレーキレバーは、切り替えアジャスターが搭載されているため、どちらでも使うことが出来ます。

BL-4700 (TIAGRA)

ロード向けのTIAGRAグレードの機械式ブレーキレバー。現状入手可能な機械式ブレーキレバーとしては一番グレードが高いモデルになります。

ワイヤー留め具に切り替え機能があり、Vブレーキからロード用のリムブレーキまで広く対応します。

BL-R3000 (SORA)

BL-4700のSORAバージョンとも言えるほど、同じ見た目の機械式ブレーキレバー。SORAのオールブラックのカラーリングになっているため、ブラックで統一したい方に最適です。

BL-3500 (SORA)

BL-R3000の一つ前のバージョンの機械式ブレーキレバー。物としてはBL-R3000と同じでしょう。

BL-R2000 (CLARIS)

ロード向けエントリーコンポ・CLARISの機械式ブレーキレバー。デザインやスペックは上位グレードのBL-4700やBL-R3000と同じですが、カラーリングがCLRAISのグレーカラーになっています。

実売で3,000円未満で購入できることもあり、コスパが高いのが魅力です。

BL-2400 (CLARIS)

BL-R2000の一つ前のバージョン。デザインや機能的にはBL-R2000と同等です。

シマノのMTB用コンポの機械式ブレーキレバー

BL-T4000(ALIVO)

シマノの現行のMTB用コンポの中では唯一の存在になった機械式ブレーキレバー。MTBコンポらしく2フィンガーデザインとなっています。リムブレーキとカンチブレーキには非対応です。

価格も実売で2,000円台と手頃なため、クロスバイクやミニベロのブレーキレバーのアップグレードにも選ばれる機械式ブレーキレバーです。

シマノの機械式ブレーキレバー比較

最後にここまで見てきた、シマノの現行の機械式ブレーキレバーを比較してみましょう。

基本的には、

1. ロード用機械式ブレーキレバーはロードコンポ・MTBコンポのどちらでも使える
2. MTB向けはMTB用のブレーキのみに対応

という点を覚えておけば、他の違いはフィンガーとカラーリング程度です。

グレードによって価格は違いますが、機能としては大きな違いはないため、キャリパーとの互換性を確認しつつ、予算と好みのカラーリングで決めれば良いでしょう。