ロード向けメカニカル(機械式)ディスクブレーキ・キャリパーまとめ

最終更新日: 2023/03/08

公開日: 2022/07/15

メンテナンスのしやすさや、リムブレーキコンポからのディスクブレーキへのアップグレードが低コストで行えるメカニカル(機械式)ディスクブレーキ・キャリパー。主なメーカーのモデルをラインアップし、比較しました。

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主なメーカーのメカニカル(機械式)ディスクブレーキ・キャリパー

シマノ

ロード、MTBともに、メインは油圧ディスクに移行しているシマノ。ロード向けのコンポーネントでは、TIAGRA以上が油圧式のみのラインアップで、CLARISはディスクブレーキなし。つまり、シマノのロード向け機械式ディスクブレーキはSORAのみとなります。

ULTEGRAグレードのBR-CX77と105グレードのBR-R517は生産終了となっているため、現在入手できるのはポストマウントのBR-R317とフラットマウントのBR-RS305の二択。現行のディスクブレーキ・ロードバイクのフレームはフラットマウントが主流なので、実質BR-RS305一択と言っても過言ではありません。

どちらもきちんと効くブレーキですが、制動力では後述のEQUALやTRPに劣ります。ただ、交換パーツの入手性とコスパはやはりシマノ、最高です。

型番 メーカー タイプ 重量 マウントタイプ
BR-RS305 シマノ 機械式 - フラットマウント
BR-R317 シマノ 機械式 215g ポストマウント
BR-CX77 シマノ 機械式 159g ポストマウント
BR-R517 シマノ 機械式 - ポストマウント
  • BR-RS305

    メーカー シマノ
    ブランド SORA
    マウントタイプ フラットマウント
    ブレーキ方式 機械式ディスク
    推奨ローターサイズ 160mm/140mm
    重量 -
  • BR-R317

    メーカー シマノ
    ブランド SORA
    マウントタイプ ポストマウント
    ブレーキ方式 機械式ディスク
    推奨ローターサイズ 160mm/140mm
    重量 215g
  • BR-CX77

    メーカー シマノ
    ブランド ULTEGRA
    マウントタイプ ポストマウント
    ブレーキ方式 機械式ディスク
    推奨ローターサイズ 160mm/140mm
    重量 159g
  • BR-R517

    メーカー シマノ
    ブランド 105
    マウントタイプ ポストマウント
    ブレーキ方式 機械式ディスク
    推奨ローターサイズ 160mm/140mm
    重量 -

Growtac

ローラー台で有名な日本メーカーGrowtacが、2022年にリリースした機械式ディスクブレーキがEQUAL。値段はセットで3万円もしますが、その価格になるだけの性能があります。

EQUALの素晴らしい点は、機械式なのに油圧式に近いフィーリングと制動力を得られる点。もともと前評判が高いブレーキでしたが、実際に販売されると、取り付けたユーザーから高評価の声が相次ぎ、各所で在庫切れが頻発するほどの人気となっています。

ブレーキの効きが良いだけでなく、ブレーキキャリパー本体が136gというトップクラスの軽量。重量が重くなりがちなディスクブレーキ・ロードバイクの軽量化にも貢献してくれます。

さらにフラットマウントモデルだけでなくポストマウントモデルもラインアップするため、現行のフラットマウントのフレームだけでなく、旧タイプのディスクブレーキ・ロードバイクに多いポストマウントフレームやクロスバイク、MTBバイクにも対応します。

こうした「こういうのが欲しかった」と思える仕様も高評価の要因で、2023年現在、最強の機械式ディスクブレーキと言っても過言ではないでしょう。

型番 メーカー タイプ 重量 マウントタイプ
EQUAL (フラットマウント) Growtac 機械式 136g フラットマウント
EQUAL (ポストマウント) Growtac 機械式 136g ポストマウント

なお、ワイヤー抵抗を減らすために日泉ケーブルの専用ワイヤーも付属。アウターは「直線」と「カーブ」で別々の構造を持つワイヤーになっており、ブレーキングの軽さに貢献しています。

専用ケーブルは単品販売もされているため、他メーカーの機械式ディスクブレーキでも使用可能です。

TRP

完成車で定番のテクトロの上位グレードであるTRP。機械式ディスクブレーキではSPYRE、SPYKE(MTB)シリーズがありますが、ロード向けはSPYREシリーズです。

TRPのSPYREシリーズは非常に軽量なブレーキキャリパーで、上位グレードのSPYRE FLAT MOUNT SLCは146g。現在の主流であるフラットマウント式を採用しています。また、機械式ワイヤー引きでピストンが油圧式のハイブリッドなHY/RD FLAT MOUNTもラインアップしています。

どちらも機械式としてはブレーキの効きが良く、ブレーキフィーリングも良いとされていますが、数年前に発売されたモデルのため最新のディスクブレーキ・キャリパーと比較してしまうと性能面では厳しいところがあるでしょう。

なお、SPYREシリーズには「SPYRE C」というモデルもありますが、こちらは完成車向けのOEMモデルです。性能はSPYRE FLAT MOUNTと同等です。

型番 メーカー タイプ 重量 マウントタイプ
SPYRE FLAT MOUNT SLC TRP 機械式 146g フラットマウント
SPYRE FLAT MOUNT TRP 機械式 154g フラットマウント
HY/RD FLAT MOUNT TRP 機械引き&油圧ハイブリッド 205g フラットマウント
  • SPYRE FLAT MOUNT SLC

    メーカー TRP
    ブランド -
    マウントタイプ フラットマウント
    ブレーキ方式 機械式ディスク
    推奨ローターサイズ 160mm/140mm
    重量 146g
  • SPYRE FLAT MOUNT

    メーカー TRP
    ブランド -
    マウントタイプ フラットマウント
    ブレーキ方式 機械式ディスク
    推奨ローターサイズ 160mm/140mm
    重量 154g
  • HY/RD FLAT MOUNT

    メーカー TRP
    ブランド -
    マウントタイプ フラットマウント
    ブレーキ方式 機械式引き、油圧ピストン
    推奨ローターサイズ 160mm/140mm
    重量 205g

SRAM

SRAMのメカニカルディスクブレーキシリーズと言えば、機械式にも関わらず油圧式に近い制動力があることで評価が高いAvid。モデルごとにロード用とMTB用があり、Road用は制動力が少し抑えられています。

Avid BB7、Avid BB5は、かなり古いモデルになりますが、現在も互換パッドが販売されているため、意外と選びやすいブレーキです。

全てポストマウント式になるので、フラットマウント式の車体に取り付けるには変換アダプタが必要になるのが注意。

型番 メーカー タイプ 重量 マウントタイプ
Avid BB7SL SRAM 機械式 170g ポストマウント
Avid BB7S SRAM 機械式 197g ポストマウント
Avid BB7 SRAM 機械式 - ポストマウント
Avid BB5 SRAM 機械式 - ポストマウント

メカニカル・ディスクブレーキ・キャリパー比較表

最後に、ここまでご紹介した主なメーカーのメカニカル・ディスクブレーキ・キャリパーを比較してみます。

型番 メーカー タイプ 重量 マウントタイプ
BR-R317 シマノ 機械式 215g ポストマウント
BR-RS305 シマノ 機械式 - フラットマウント
BR-CX77 シマノ 機械式 159g ポストマウント
BR-R517 シマノ 機械式 - ポストマウント
EQUAL Growtac 機械式 136g フラットマウント/ポストマウント
SPYRE FLAT MOUNT SLC TRP 機械式 146g フラットマウント
SPYRE FLAT MOUNT TRP 機械式 154g フラットマウント
HY/RD FLAT MOUNT TRP 機械引き&油圧ハイブリッド 205g フラットマウント
Avid BB7SL SRAM 機械式 170g ポストマウント
Avid BB7S SRAM 機械式 197g ポストマウント
Avid BB7 SRAM 機械式 - ポストマウント
Avid BB5 SRAM 機械式 - ポストマウント

スペック的にみると、やはりGrowtacのEQUALが非常に優秀。ただ、値段を考えると、シマノのBR-RS305のコスパ、そしてEQUALとほぼ同じくらい軽量で2/3くらいの価格で入手可能なTRPのSPYRE FLAT MOUNT SLCも選択肢に入ります。フラットマウント式がメインな現行ディスクブレーキ車からのアップグレードなら、この3択となるでしょう。

ポストマウント式の旧車の場合は、シマノのBR-R317、SRAMのAvid BB7Sあたりがアップグレードに最適でしょう。

機械式ディスクブレーキは現在のディスク・ロードバイクの流れからは少し外れたニッチなジャンルですが、GrowtacのEQUALの登場によって、「調整の容易さ」「メンテナンス性の高さ」が再認識され、愛用するユーザーも増えてきています。

油圧ディスクブレーキに不安がある方は、機械式ディスクブレーキも検討してみてください。

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