ロード向けワイヤーとMTB・クロスバイク向けワイヤーの種類と違い

更新日: 2022/10/21

公開日: 2021/02/22

ロード向けワイヤーとMTB・クロスバイク向けワイヤーの種類と違いをまとめました。それぞれの互換性や、ワイヤーが走行に与える影響など。

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自転車のワイヤーの基本

一般的にワイヤーというと鋼鉄を巻いてひも状にしたものを指しますが、一般的なワイヤーは自転車では「インナーワイヤー(インナー)」と呼びます。

一方で、ワイヤーを守るために使う、外装が樹脂製のチューブを「アウターワイヤー(アウター)」と呼びます。

それぞれ用途が違うので、交換をする際にはどちらを交換するのかで入手するワイヤーがわかることを覚えておきましょう。

なお、現在トップグレードのスポーツバイクで採用されている油圧式ブレーキは、ワイヤーの代わりに「油圧ホース」を、シマノDi2などの電動シフトの場合はワイヤーが不要で代わりにエレクトリックワイヤーと呼ばれる専用の通信・電源コードを使います。

インナーワイヤーの種類の基本

自転車のインナーワイヤーには、

  1. ブレーキワイヤー
  2. シフトワイヤー

の2種類があります。

それぞれ「ブレーキレバーを引いてブレーキを締めるためのインナーワイヤー」と「シフトレバーを引いてディレイラーを動かすためのインナーワイヤー」の違いがあります。それぞれ用途が違うだけでなく、インナーワイヤーの太さ(径)が違います。

例えば、シマノのインナーワイヤーは、

  • ブレーキワイヤー = 1.6mm径
  • シフトワイヤー = 1.2mm径

となっています。これはロードバイク向けでもMTB・クロスバイク向けでも同じです。

インナーワイヤーの太さが違うため、対応するアウターワイヤーもそれぞれの専用のものを使用する必要があります。

ロード向けとMTB・クロスバイク向けのインナーワイヤー主な違いは「タイコ」

ブレーキインナーワイヤーはロード向けとMTB向けで互換性なし

ロードバイク向けでもMTB・クロスバイク向けでもワイヤーの太さが同じなのであれば、どこに違いがあるのでしょうか?それは、「タイコ」と呼ばれるレバー側に固定するワイヤーの頭部分の形状です。

タイコの形状が違うシマノのインナーワイヤー

ロードバイク向けのワイヤーのタイコとMTB・クロスバイク向けワイヤーのタイコは形状が違います。ロード向けのブレーキワイヤーはタイコが「半球状」なのに対して、MTB向けは「円柱状」になっています。

これは、それぞれのレバーにおける「ブレーキワイヤーの留め方」が違うために発生する差異です。タイコの形状が違うと、レバーに固定ができません。

また、ブレーキワイヤーとシフトワイヤーもタイコの形状が違います。形状が違うため、兼用することができないようになっています。

シフトインナーワイヤーはロード向けとMTB向けも共通

一方で、シフトワイヤーについては、ロード向けSTIレバーもMTB向けシフトレバーも同じタイコの形状となっているため、共通規格です。

ですので、シフトワイヤーの交換品は「ロード用」「MTB用」という記載がない状態で販売されていることがほとんどになりますが、共通なので問題ありません。

シマノからはロード向けのシフトケーブルセットがラインアップされていますが、インナーワイヤーとアウターケーブルの材質違いが主なので、MTBでも使うことが可能です。

どちらのワイヤーを選ぶかの判断ポイント

自分の自転車が「ロード向けワイヤーを使うのか、MTB・クロスバイク向けワイヤーを使うのか」がわからない場合は、STIレバーかどうかで判断しましょう。

シマノのロード向けSTIレバーとMTB向けブレーキ

レバーがSTIレバーなのであれば「ロード向けワイヤー」、一般的なシティサイクルと同じブレーキにシフトレバーが付いているなら「MTB・クロスバイク向けワイヤー」を使うのが正解です。

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アウターワイヤーの違いと見分け方

インナーワイヤーを保護するためのアウターワイヤーは、ワイヤーの太さで「ブレーキ用」「シフト用」という違いがあるだけで、「ロード用」「MTB用」といった区別はありません。なぜなら、アウターワイヤーにはタイコが関係ないからです。

ただ、アウターワイヤーはブレーキ用とシフト用を同色にすることが多く、並べてみても太さが1mmくらいしか変わらないため、パッと見では判断ができないことがあります。

ブレーキとシフトを順番に外して作業していれば間違えることは少ないですが、バラ完やワイヤーの張り替えなどで全てのアウターワイヤー外してしまうと、どちらがブレーキ用でどちらがシフト用なのか混乱してしまうことがあります。

基本的には太さを比べて「太い = ブレーキ」「細い = シフト」と見分けることになりますが、シマノの純正アウターワイヤーであれば、

  • ブレーキアウター:「SHIMANO SLR」のロゴがある
  • シフトアウター:「SHIMANO SIS」のロゴがある

という違いで見分けができます。

シマノの純正ブレーキアウター(上)とシフトアウター(下)には対応する規格のロゴが入る

「SLR」はシマノのブレーキに関する規格で、最新モデルのレバー・ブレーキは「NEW SLR」規格が採用されています。

一方の「SIS」は、シフトに関する規格で「SHIMANO INDEX SYSTEM」の略。現在のシマノ製のシフト関連パーツは全て「SIS」規格です。

それぞれブレーキかシフトに対応する規格になるので、規格を知っていれば100%どちらかがわかりますし、シルバーのロゴが地味なアウターにアクセントをつけてくれるのでオシャレ。この辺りは、さすがシマノ製品、高いだけのことはあります。

実はワイヤーは快適性を高めてくれる重要なパーツ

「ロードバイクやMTB・クロスバイクのアップグレード」という意味ではあまり注目されないワイヤーですが、実は自転車の操作の中でも重要なパーツです。

自転車のブレーキは「機械式」と「油圧式」の二つの方法があり、業界的には徐々に油圧式に移行しつつありますが、まだまだ多くの自転車で採用されているのは「機械式」。

機械式では、ワイヤーの抵抗がそのままブレーキを引く重さになります。品質の高いアウター・インナーワイヤーは、抵抗が低くなるように設計・製造されているので、ブレーキやシフトの引きが軽くなります。

たかがワイヤーですが、ブレーキは自転車では頻繁に使うパーツなので、引きが重いと長時間のライドでは握力が奪われてしまいます。

ブレーキの重さはブレーキ本体とレバーで決めると思われがちですが、実はワイヤーの品質とルーティングもかなり重要な要素です。


ロード向けMTB・クロスバイク向けワイヤーの種類と違いをみてきました。

ワイヤー一つでも走行中の快適性がグッと変わってくるので、小さなカスタマイズですが、ぜひこだわってみてください。

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