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SCHWALBE(シュワルベ)のロード向けタイヤのシリーズと種類まとめ
公開日: 2022/01/18
日本でも格安インナーチューブで人気のSCHWALBE(シュワルベ)。SCHWALBEのロード向けタイヤのシリーズと種類と選び方をまとめました。
この記事の目次
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※タイヤ重量はブラックタイヤの重量を記載しています。カラータイヤは重量が異なることがあります。
SCHWALBE(シュワルベ)のロード向けタイヤのシリーズ
PRO ONEシリーズ
SCHWALBE(シュワルベ)のロードバイク向けタイヤの最上位グレードで、レーシンググレードに位置付けられるのがPRO ONE。ベースモデルのPRO ONEはクリンチャーとチューブレスモデルの2モデルを、よりレーシーな走りを実現するPRO ONE TTはチューブレスモデルのみのラインアップ。
スピードとコントロール性能をしっかりとバランスしており、高速域でもしっかりとしたコントロール性能を誇ります。
なお、シュワルベの「TUBELESS EASY」は他社メーカーで言うところの「チューブレス」で、チューブレスでありながらレーサーが好むチューブラーのような走り心地を目指したモデルです。
モデル | タイプ | 定価 | 20C | 23C | 25C | 28C | 30C | 32C |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PRO ONE | クリンチャー | ¥9,680 | - | 215g | 235g | 250g | 280g | 310g |
PRO ONE TUBELESS EASY | チューブレス | ¥12,100 | - | - | 265g | 280g | 305g | 325g |
PRO ONE TT TUBELESS EASY | チューブレス | ¥12,100 | - | - | 220g | 240g | - | - |
ベースのPRO ONEシリーズは、価格は高めですが重量と性能のバランスが良く、サイズ展開も23Cから32Cまでと選択肢が広いのが魅力。
最軽量のPRO ONE TT TUBELESS EASYは、チューブレスで1本220gからと超軽量に仕上がっており、レースやヒルクライムなど軽量化が重要となるシーンで強みとなります。
ONEシリーズ
最上位のPRO ONEの一つ下のグレードがONEシリーズ。PRO ONEをベースに作られた廉価版で価格が30%ほど抑えられており、PRO ONEよりもオールラウンドよりのデザインになっています。
オールラウンド化に際して耐久性を向上させたことにより重量がややアップしており、特にチューブレスモデルはPRO ONEよりも大幅に重量アップしています。
モデル | タイプ | 定価 | 20C | 23C | 25C | 28C | 30C | 32C |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ONE | クリンチャー | ¥6,930 | - | 225g | 245g | 265g | 290g | 305g |
ONE TUBELESS EASY | チューブレス | ¥8,500 | - | - | 310g | 330g | 345g | 380g |
クリチャータイヤとしては性能・軽量・価格のバランスの非常に良いがのONEシリーズ。レースグレードを望まないのであればONEシリーズで十分でしょう。
一方で、チューブレスタイヤとしてはPRO ONEとONEの差は重量という形で大きく現れており、より軽量なバイクを組みたいのであれば、PRO ONE一択でしょう。
DURANOシリーズ
ONEシリーズと同様にオールラウンドモデルに位置付けられるミドルグレードがDURANOシリーズ。レースグレードのPRO ONEをベースにしたONEシリーズに対して、オールラウンドタイヤとして耐久性アップに重点を置いたのがDURANOシリーズです。Eバイクにも対応しています。
ベースとなるDURANOと、耐パンク性能を最高グレードまで高めたDURANO PLUSの2種類がラインアップ。どちらもクリンチャーのみとなっています。
モデル | タイプ | 定価 | 20C | 23C | 25C | 28C | 30C | 32C |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DURANO | クリンチャー | ¥7,700 | - | - | 295g | 330g | - | - |
DURANO PLUS | クリンチャー | ¥8,800 | - | - | 385g | 450g | - | - |
耐パンク性能が高いとはいえ、クリンチャータイヤとしてはかなりの重量級タイヤです。特にDURANO PLUSは25Cでほぼ400gと、他社で言えばグラベルタイヤに近い重さになります。
バイクの重量を重要視するのであれば、ONEシリーズを選んだ方が良いでしょう。
LUGANOシリーズ
SCHWALBE(シュワルベ)のロードバイクタイヤのエントリーグレードがLUGANOシリーズ。耐パンク性能を高めつつ、コストダウンをしっかり行ったコスパの高いタイヤになっています。
ベースモデルのLUGANO2と、耐久性を高めたLUGANO2 ENDURANCEの2モデルをラインアップ。LUGANO2 ENDURANCEについてはワイヤービードタイヤのみとなっており、かなりの重量級タイヤになっています。
モデル | タイプ | 定価 | 20C | 23C | 25C | 28C | 30C | 32C |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LUGANO2 | クリンチャー | ¥4,290 | - | - | 280g | 310g | - | - |
LUGANO2 ENDURANCE | クリンチャー | ¥2,640 | - | - | 490g | - | - | - |
SCHWALBE(シュワルベ)のロード向けタイヤの選び方
日本でも格安インナーチューブで人気のSCHWALBEですが、ロードタイヤのラインアップはエントリーからプロまでの全てをカバーするバランスの良いラインアップです。
エントリーミドルのレンジがやや弱く、プロ、ミドルとの差が大きいことは理解しておきましょう。
ホビーユースならONEシリーズでも問題なし
1秒を争うプロではないホビーユースであれば、ONEシリーズでも十分な性能です。PRO ONEシリーズと同レベルで軽く、性能と価格をバランスを考えたらベストバイと言えます。
ロングライフを重要視するなら一つ下のDURANOシリーズも良いですが、重量がかなり上がってしまうので、走行性能を考えたら、ONEシリーズを早めに交換する運用の方が快適性はアップするでしょう。
チューブレスならPRO ONE一択
SCHWALBEはチューブレスタイヤもしっかりラインアップしている数少ないメーカーです。ただ、ここ数年で出てきたタイヤタイプだけにラインアップは少なく、SCHWALBEのチューブレスタイヤで言えば、ほぼPRO ONE一択と言っても過言ではありません。
PRO ONEのチューブ不要で前後で400g台という軽さは、軽量バイクを仕上げる上で一つの武器になります。これが、一つ下のグレードのONE TUBELESS EASYとなると、前後で600gからとかなりの重量アップになるので、数千円の差ならPRO ONEを選ぶべきでしょう。
エントリーモデルは他のメーカーとも比較しよう
SCHWALBEのロードバイク向けタイヤは、トップグレード、トップミドルグレードのラインアップが厚く、逆にエントリーグレードのLUGANO2になると大幅に性能が下がってしまうのが難点。
価格的にも、他社のロードバイクタイヤのエントリーからミドルグレードくらいの価格なので、エントリーモデルを探しているのであれば、他社のエントリーモデルもしっかりと比較して購入すると良いでしょう。