シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
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TPUチューブの特徴と、ロードバイク・MTBで使用するメリット・デメリット
最終更新日: 2024/03/01
公開日: 2023/06/05
自転車タイヤの第3勢力として注目されているのがTPUチューブ。その特徴と、ロードバイク・MTBで使用するメリット・デメリット、主なメーカーのTPUチューブをサイズごとに重量・価格でまとめて比較しました。
この記事の目次
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TPUチューブとは?
これまで、自転車のタイヤインナーチューブの素材としては、長年「ブチル」がメインで、それに続いて軽量化と耐久性が高い「ラテックス」が登場しました。
そこに、ここ数年でインナーチューブの第3勢力として出てきたのが「TPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)」です。
TPUはプラスチックの一種なので素材として強度が高いのにも関わらず、ブチルなどのゴムのように弾力性があるという特性があります。
ロードバイク・MTBでTPUチューブを使用するメリット・デメリット
メリット
ロードバイク・MTBでTPUチューブを使用するメリットとしては以下のものがあります。
- 軽い・軽量化
- 耐パンク性能が高い
- 転がり抵抗が低い
- 携帯性が高い
最大のメリットは「軽量化」
TPUチューブが注目されたのはまずは軽さ。通常、ロードタイヤ向けのインナーチューブは軽量な製品でも100g程度のものがほとんどですが、TPUチューブは40g程度のものがほとんど。前後で使えば100g近く軽量化が可能になります。
この軽量化効果は太いタイヤになる程大きくなります。例えば、700 x 40C以上のタイヤを装着するグラベルロードバイクや、29 x 2.2インチ以上のタイヤが標準なMTBでは、対応するブチルチューブは200g以上、中には400g近いものもあります。
TPUチューブでもMTB用はサイズが大きいため1本100g近くにはなりますが、ブチルチューブと比較したら前後で600g、チューブレスタイヤのシーラントと比較しても数十g程度の軽量化が可能になります。
小型化も大きなメリット
次に大きいのが携帯性の高さ。クリンチャーで運用をする場合、パンクリスクを考えて交換用のチューブを携帯するのが通常ですが、従来のチューブはチューブが嵩張り荷物になるのが難点でした。
TPUチューブは従来のインナーチューブと比較して70%以上も体積が少ないため、ブチルチューブ1本分のスペースでTPUチューブを2本以上収納することが可能なほど、携帯性が高くなります。
上の画像は、TPUチューブと一般的なブチルチューブのサイズ比較です。どちらもロードバイク用ですが、かなりサイズが違うことがわかります。
デメリット
メリットが大きいように思えるTPUチューブですが、実はデメリットもかなりあります。
- 価格が高い
- 熱に弱い(リムブレーキで使うことができない製品がある)
- 経年劣化が早い(寿命が短い)
- 空気が抜けやすい
まず大きいのが価格でしょう。ブチルのインナーチューブは1本1,000円もあれば購入できますが、TPUチューブの場合、1本3,000円以上、高いものは5,000円以上もする高額品です。
また、「熱に弱く」「経年劣化が早い」という点も見逃せません。TPUチューブは強度がある素材ではありますが、素材的に熱に弱いためリムブレーキで使うことはできないことがあります。
ポリウレタンは、水分や紫外線などにより分解され劣化するため、経年劣化が早くなります。ポリウレタンの経年劣化は製品にもよりますが、概ね製造後(チューブではなく、素材を製造後)2~3年経年後には表面化されると言われます。
そのため、TPUチューブ自体は耐パンク性能が高いのですが、運用次第では経年劣化によって「耐パンク性能が低いチューブにもなり得る」というデメリット、そしてタイヤチューブとして寿命が短いというデメリットが生じます。
また、長期在庫品のように製品の在庫期間が長い場合、製造から時間が経っていることで、「買った時点で劣化が始まっている可能性がある」というリスクもあります。
頻繁なメンテナンスが嫌いという方は「空気が抜けやすい」というデメリットも見逃せません。TPUチューブの空気の抜けやすさはラテックスチューブと似ている言われ、1日で2barほど抜けてしまうことも。
ライド毎に空気圧を調整する方は良いですが、「一度空気を入れたらある程度は空気を入れないで走りたい」という方には不向きです。
TPUチューブはどう使うのが良い?
レースなどの「ここぞ」という時に使う
TPUチューブの「経年劣化が早い」という弱点を考えたら、レースやサイクリングイベントなどの「軽量化をライドにつなげたい」という狙ったシーンで使うのがベストでしょう。
レースであれば長くても数時間、数日で終わるので、終わったらブチルなどの従来のチューブに交換してしまえば、耐久性を心配せず、軽量化の恩恵を十分に受けてライドをすることが出来ます。
逆にいうと、「なるべくチューブを交換したくない」「寿命を長く使いたい」という普段乗りにはあまり向かないとも言えます。
一定期間で確実に交換する
ロードバイク・MTBのインナチューブは「パンクしたら交換」もしくは「チューブ補修ができなくなったら交換」というのが通常でしょう。パンクをしなければ長期間交換しないということもありますし、パッチ修理ができれば数年同じチューブを使い続けることも普通です。
先程解説した通り、TPUチューブは経年劣化をするため、従来のインナーチューブのように長期間運用するのには不向きです。
そのため、TPUチューブをロードバイク・MTBで使う場合は「半年、1年に一回確実に交換する」などの運用をするのがベストです。ただし、TPUチューブ自体が高額で寿命も短いため、ブチルなどのチューブと比較してランニングコストは上がってしまいます。
主なのメーカーのロードバイク・MTB・グラベル用TPUチューブを比較
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
TUBO ROAD | Tubolito | $29.95 | 700 x 18〜32C | 70g |
TUBO S-ROAD | Tubolito | $34.95 | 700 x 18〜32C | 23〜25g |
TUBO X-CX/GRAVEL-All | Tubolito | $29.95 | 700 x 32〜50C | 131g |
TUBO CX/GRAVEL | Tubolito | $29.95 | 700 x 32〜50C 650 x 32〜50B |
61g |
TUBO S-CX/Gravel | Tubolito | $34.95 | 700 x 32〜50C 650 x 32〜50B |
36g |
TUBO MTB (26″) | Tubolito | $29.95 | 26 x 1.8-2.5″ | 78g |
TUBO MTB (29/27.5″) | Tubolito | $29.95 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 84g |
TUBO MTB PSENS | Tubolito | $44.90 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 92g |
TUBO S-MTB (26″) | Tubolito | $34.95 | 26 x 1.8-2.5″ | 42g |
TUBO S-MTB (29/27.5″) | Tubolito | $34.95 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 43g |
TUBO MTB PLUS (29/27.5″) | Tubolito | $29.95 | 29/27.5 x 2.5-3.0″ | 101g |
Ultra Light Speedインナーチューブ | Vittoria | ¥4,598 | 700 x 25-30C | 30g |
P ZERO SmarTUBE | Pirelli | ¥5,280 | 700 x 23-32C | 35g |
P ZERO SmarTUBE EVO | Pirelli | 未定 | 700 x 25-28C | 35g(42mmバルブ) |
Cinturato SmarTUBE | Pirelli | ¥5,280 | 700 x 28-35C | 70g |
Cinturato SmarTUBE X(28-40C) | Pirelli | 未定 | 700 x 28-40C | 146g |
Cinturato SmarTUBE X(40-50C) | Pirelli | 未定 | 700 x 40-50C | 150g |
Angle SmarTUBE X(28-42C) | Pirelli | 未定 | 700 x 28-42C | 145g |
Angle SmarTUBE X(42-62C) | Pirelli | 未定 | 700 x 42-62C | 183g |
AEROTHAN RACE (23-28) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 23-28C | 41g |
AEROTHAN RACE (28-35) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 28-35C | 50g |
AEROTHAN ALLROAD (37-50) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 37-50C | 61g |
AEROTHAN MTB (26″) | Schwalbe | ¥5,500 | 26 x 54-62mm | 81g |
AEROTHAN MTB (27.5″) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 54-62mm | 83g |
AEROTHAN MTB (27.5″・プラス) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 62-75mm | 109g |
AEROTHAN MTB (29″) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 54-62mm | 87g |
AEROTHAN MTB (29″・プラス) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 62-75mm | 116g |
LIGHT35 | TNI | ¥1,650 | 700 x 18-32C | 35g |
LIGHT24 | TNI | ¥1,980 | 700 x 18-28C | 24g |
EXAR | Magene | ¥1,650 | 700 x 23-28C | 36g |
ROAD TUBE | ECLIPSE | ¥3,740 | 700 x 20-25C | 44g |
ROAD ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥3,630(40mmバルブ) ¥3,960(70mmバルブ) |
700 x 20-25C | 19.5g(40mmバルブ) 21g(70mmバルブ) |
ROAD ENDURANCE TUBE | ECLIPSE | ¥3,410(40mmバルブ) ¥3,740(70mmバルブ) |
700 x 25-35C | 44g(40mmバルブ) 46g(70mmバルブ) |
ROAD ENDURANCE ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥3,740(40mmバルブ) ¥4,070(70mmバルブ) |
700 x 25-35C | 27g(40mmバルブ) 29g(70mmバルブ) |
ROAD GRAVEL TUBE | ECLIPSE | ¥4,180(70mmバルブ) | 700 x 30-45C | 61g |
ROAD GRAVEL ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥4,510(70mmバルブ) | 700 x 30-45C | 47g |
OFFROAD TUBE(27.5インチ) | ECLIPSE | ¥4,180(40mmバルブ) ¥4,510(70mmバルブ) |
584×50-65mm | 62g(40mmバルブ) 63g(70mmバルブ) |
OFFROAD TUBE(29インチ) | ECLIPSE | ¥4,180(40mmバルブ) ¥4,510(70mmバルブ) |
622×50-65mm | 69g(40mmバルブ) 69g(70mmバルブ) |
TPU TUBE | P&P COMPONENTS | ¥2,640 | 700 x 25-32C | 44g |
※「″」はインチ
Tubolito(チューボリート)
TPUチューブを有名にした先駆者的なメーカーが、オーストリアの新興ブランドTubolito(チューボリート)。リリース時は、ヴィヴィットなオレンジのチューブと衝撃的な軽さで話題となりました。
TubolitoはTPUチューブのトップランナーとしての信頼性があるだけでなく、ロードバイク向け、MTB向け, グラベル・シクロクロス向けに、それぞれTPUチューブをラインアップしており、選択肢が広いのもメリット。ただし、お値段は高めです。
Tubolitoのモデルは、以下のようになっています。
- 通常モデル:「TUBO (ジャンル)」
- 軽量特化モデル: 「TUBO S- (ジャンル)」
- 高耐久性モデル(1年のパンク保証付き):「TUBO X- (ジャンル)」
- 空気圧計測モデル(NFCチップ付き):「TUBO (ジャンル) PSENS」
面白いのが、タイヤチューブとしては異例の1年保証がつく「TUBO X」とNFCチップを通じてスマホアプリで空気圧がチェック出来る「TUBO PSENS」。どちらも使えるサイズに制限はありますが、タイヤチューブの新しい形と言えます。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
TUBO ROAD | Tubolito | $29.95 | 700 x 18〜32C | 70g |
TUBO S-ROAD | Tubolito | $34.95 | 700 x 18〜32C | 23〜25g |
TUBO X-CX/GRAVEL-All | Tubolito | $29.95 | 700 x 32〜50C | 131g |
TUBO CX/GRAVEL | Tubolito | $29.95 | 700 x 32〜50C 650 x 32〜50B |
61g |
TUBO S-CX/Gravel | Tubolito | $34.95 | 700 x 32〜50C 650 x 32〜50B |
36g |
TUBO MTB (26″) | Tubolito | $29.95 | 26 x 1.8-2.5″ | 78g |
TUBO MTB (29/27.5″) | Tubolito | $29.95 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 84g |
TUBO MTB PSENS | Tubolito | $44.90 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 92g |
TUBO S-MTB (26″) | Tubolito | $34.95 | 26 x 1.8-2.5″ | 42g |
TUBO S-MTB (29/27.5″) | Tubolito | $34.95 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 43g |
TUBO MTB PLUS (29/27.5″) | Tubolito | $29.95 | 29/27.5 x 2.5-3.0″ | 101g |
TubolitoのTPUチューブは、ディスクブレーキだけでなくリムブレーキでも使用可能としています(製品によってはディスクブレーキ専用)。
tubolito (チューボリート) TUBO ROAD ポリウレタンチューブ
メーカー | tubolito |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 38g〜 |
Vittoria
タイヤメーカーとしてもトップブランドであるVittoriaも「Ultra Light Speedインナーチューブ」というTPUチューブを製造しています。
「Ultra Light Speedインナーチューブ」は重量がわずか30gという超軽量チューブですが、安全を保証するためディスクブレーキ専用となっています。
Vittoria (ヴィットリア) Ultra Light Speed インナーチューブ
メーカー | Vittoria |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 30g |
Pirelli
ロードタイヤでもトップグレードの性能を誇るのがPirelli。「SmarTUBE」というTPUチューブをラインアップしています。
これまでは、SmarTUBEはロード向けの「P ZERO SmarTUBE」と「Cinturato SmarTUBE」のラインアップでしたが、2023年9月にP ZEROブランドの「SmarTUBE EVO」とCinturato、そしてAngleという新しいラインから「SmarTUBE X」が追加されています。
SmarTUBE EVOは従来の5%転がり抵抗が軽減。SmarTUBE Xは耐パンク性能を向上させたモデルとなっています。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
P ZERO SmarTUBE | Pirelli | ¥5,280 | 700 x 23-32C | 35g |
P ZERO SmarTUBE EVO | Pirelli | 未定 | 700 x 25-28C | 35g(42mmバルブ) |
Cinturato SmarTUBE | Pirelli | ¥5,280 | 700 x 28-35C | 70g |
Cinturato SmarTUBE X(28-40C) | Pirelli | 未定 | 700 x 28-40C | 146g |
Cinturato SmarTUBE X(40-50C) | Pirelli | 未定 | 700 x 40-50C | 150g |
Angle SmarTUBE X(28-42C) | Pirelli | 未定 | 700 x 28-42C | 145g |
Angle SmarTUBE X(42-62C) | Pirelli | 未定 | 700 x 42-62C | 183g |
各TPUチューブの棲み分けとしては、ロードバイク向けが軽さを重視した「P ZERO」ブランド、グラベル向けで耐久性重視が「Cinturato」ブランド、新しいAngelは従来のSmarTUBEよりも3倍の厚みとすることで、街乗りでの耐久性を重視となっています。
なお、「SmarTUBE」はリムブレーキでも使用可能としています。
Pirelli (ピレリ) P ZERO SmarTUBE
メーカー | Pirelli |
---|---|
素材 | TPU |
サイズ・重量 | 23/32C(35g) |
Schwalbe
格安チューブで日本でも定番のSchwalbeもTPUチューブ「Aerothan(エアロザン)」をラインアップしています。Aerothanは、ロード向け、グラベル向け、MTB向けに複数サイズを展開。価格は日本では1本5,500円とかなり高めです。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
AEROTHAN RACE (23-28) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 23-28C | 41g |
AEROTHAN RACE (28-35) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 28-35C | 50g |
AEROTHAN ALLROAD (37-50) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 37-50C | 61g |
AEROTHAN MTB (26″) | Schwalbe | ¥5,500 | 26 x 54-62mm | 81g |
AEROTHAN MTB (27.5″) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 54-62mm | 83g |
AEROTHAN MTB (27.5″・プラス) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 62-75mm | 109g |
AEROTHAN MTB (29″) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 54-62mm | 87g |
AEROTHAN MTB (29″・プラス) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 62-75mm | 116g |
「Aerothan」もリムブレーキでも使用可能としています。
SCHWALBE (シュワルベ) AEROTHAN
メーカー | SCHWALBE |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 23/32C(35g) |
TNI
フレームやホイールリムなどを手がけるTNIもTPUチューブを発売しています。ドイツの総合化学会社BASFの素材を使用したTPUチューブで、軽量ながらも価格を2,000円未満に抑えた非常にコスパが高いTPUチューブです。
製品名はチューブの平均重量になっていて、「LIGHT24」は24g、「LIGHT35」は35gとなります。重量以外の違いは対応タイヤサイズで、LIGHT24は28Cまで、LIGHT35は32Cまで対応。バルブ長は、それぞれ65mm、85mmの2種類をラインアップしています。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
LIGHT35 | TNI | ¥1,650 | 700 x 18-32C | 35g |
LIGHT24 | TNI | ¥1,980 | 700 x 18-28C | 24g |
どちらもリムブレーキでも使用可能となっていますが、カーボンホイールで使う場合はリムが高温になった際は、必ず冷ますよう注意喚起がされています。
TNI (ティー・エヌ・アイ) LIGHT24
メーカー | TNI |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 18/28C(24g) |
Magene
高額というデメリットがあったTPUチューブ業界に低価格で殴り込みかけてきたのが中国メーカー・Magene。「EXAR TPUチューブ」は1本1,650円という軽量ブチルと同等価格でTPUチューブが購入できます。
MageneのTPUチューブはリムブレーキでも使用可能としています。
Magene (マージーン) EXAR TPUチューブ
メーカー | Magene |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 23/32C(36g) |
ECLIPSE
世界で初めて自転車用チューブにTPU素材を採用したドイツブランド・ECLIPSEのTPUチューブ。軽量なだけでなく、バルブに樹脂製でなく特許技術を用いて金属製バルブを採用しているため、バルブ付近の耐久性も高くなっています。
ロード向けの「ROAD ULTRA TUBE」はわずか19.5gの重量で世界最軽量。ロードからグラベル、MTBまでラインアップが広く、あらゆるスポーツ自転車に対応します。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
ROAD TUBE | ECLIPSE | ¥3,740 | 700 x 20-25C | 44g |
ROAD ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥3,630(40mmバルブ) ¥3,960(70mmバルブ) |
700 x 20-25C | 19.5g(40mmバルブ) 21g(70mmバルブ) |
ROAD ENDURANCE TUBE | ECLIPSE | ¥3,410(40mmバルブ) ¥3,740(70mmバルブ) |
700 x 25-35C | 44g(40mmバルブ) 46g(70mmバルブ) |
ROAD ENDURANCE ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥3,740(40mmバルブ) ¥4,070(70mmバルブ) |
700 x 25-35C | 27g(40mmバルブ) 29g(70mmバルブ) |
ROAD GRAVEL TUBE | ECLIPSE | ¥4,180(70mmバルブ) | 700 x 30-45C | 61g |
ROAD GRAVEL ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥4,510(70mmバルブ) | 700 x 30-45C | 47g |
OFFROAD TUBE(27.5インチ) | ECLIPSE | ¥4,180(40mmバルブ) ¥4,510(70mmバルブ) |
584×50-65mm | 62g(40mmバルブ) 63g(70mmバルブ) |
OFFROAD TUBE(29インチ) | ECLIPSE | ¥4,180(40mmバルブ) ¥4,510(70mmバルブ) |
622×50-65mm | 69g(40mmバルブ) 69g(70mmバルブ) |
ECLIPSE (エクリプス) ROAD ULTRA TUBE
メーカー | ECLIPSE |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
対応サイズ | 700 x 20〜25C(19.5g) |
P&P COMPONENTS
kohdabloomやNESTOなどの完成車を手がける日本メーカー・ホダカのパーツブランド・P&P COMPONENTSからもTPUチューブが2023年に発売されています。
重量は44gとTPUチューブとして平均的な重量で、2,640円と安めの価格設定になっています。P&P COMPONENTSは国内メーカーということで、入手がしやすいのが何よりもメリットでしょう。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
TPU TUBE | P&P COMPONENTS | ¥2,640 | 700 x 25-32C | 44g |
TPUチューブに関するよくある質問
TPUチューブはパンクしたら修理出来る?
TPUチューブは通常のブチルチューブと同じくパッチ修理が可能ですが、素材がブチルとは異なるため、ゴムのりでパッチをつけるのではなくTPUチューブ専用の修理パッチを使います。
ブチルチューブ用のシールタイプのパンク修理パッチが使える場合もあるようですが、専用品を買うのがベストです。
TPUチューブはどうやってメンテナンスすれば良い?
TPUチューブは一般的なブチルチューブと同じで、定期的に空気圧の調整をすれば良いだけです。ただし、TPUは経年劣化が早いとされているため、ブチルチューブよりも早いタイミングで交換しておく方がパンクリスクを軽減させることが出来ます。
製品にもよりますが、TPUチューブの経年劣化による寿命は1〜2年と言われています。
TPUチューブはどのように取り付けすれば良い?
この記事で紹介したアイテム
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TUBO ROAD ポリウレタンチューブ
メーカー tubolito 素材 ポリウレタン バルブ 仏式 重量 38g〜 -
Ultra Light Speed インナーチューブ
メーカー Vittoria 素材 ポリウレタン バルブ 仏式 重量 30g -
P ZERO SmarTUBE
メーカー Pirelli 素材 TPU サイズ・重量 23/32C(35g) -
AEROTHAN
メーカー SCHWALBE 素材 TPU 対応バルブ 仏式 サイズ・重量 23/32C(35g) -
LIGHT24
メーカー TNI 素材 TPU 対応バルブ 仏式 サイズ・重量 18/28C(24g) -
EXAR TPUチューブ
メーカー Magene 素材 TPU 対応バルブ 仏式 サイズ・重量 23/32C(36g) -
ROAD ULTRA TUBE
メーカー ECLIPSE 素材 TPU 対応バルブ 仏式 対応サイズ 700 x 20〜25C(19.5g)