シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
- 日本語
- English
SENSAHコンポーネント対応スプロケットまとめ
最終更新日: 2021/05/28
公開日: 2021/02/08
SENSAHのコンポーネントに対応しているスプロケットについてまとめました。シマノ・SRAMのスプロケットとは互換するのか、Mixして使う場合の注意点なども。
この記事の目次
スポンサーリンク
SENSAHのオリジナル・スプロケットは11速・12速・13速のみ
かつてはスプロケットを製造していませんでしたが、現在では11速・12速・13速のスプロケットのみ製造しています。
つまり、SENSAHは7速から13速までのコンポーネントを製造していますが(ロードバイク向けは12速まで)、SENSAH純正のコンポセットで揃えることが出来るのは11速〜13速までということになります。
スプロケットが用意されていない、7〜10速については、SENSAHのコンポと互換性のあるスプロケットを使用することになります。
SENSAHのコンポーネントは基本SRAM互換
SENSAH自体が、元SRAMの技術者が立ち上げたブランドということもあってか、SENSAHのコンポーネントは基本的にSRAM互換です。
SRAMは7〜10速まではシマノとの互換性を重視していたと言われているため、SRAMに互換するSENSAHも当然シマノとの7〜10速は互換性があると思われます。
10速以降については、SRAMがシフト周りを独自路線にシフトしていき、特に「1:1アクチュエーションレシオ」という技術を採用しているコンポについては、原則シマノコンポとの互換性がありません。
SENSAHで言えば、11速のEMPIRE、EMPIRE PRO、12速のSRX PROは公式ページに「1:1 Technology」の記載があるため、シマノではなくSRAM互換とされています。(SENSAHの11速コンポでシマノ互換は「TEAM PRO」)
スプロケットはシマノとSRAMは互換があると言われている
このように、ドライブトレインでもシフト周りはシマノ互換から離れて独自路線になっているSRAMですが、スプロケットについては、10速まではシマノと全く同じ規格で作られています。
11速からは微妙に規格が変わってきてスプロケットピッチなどが違いが出てきていますが、差が小さいため、一般的には11速まではSRAMスプロケットがシマノで使えると言われています。ただし、10速までとは異なりスペック上の違いはあるので、変速不調になる可能性がわずかですがあります。
SRAMのカセットスプロケットの特徴と、型番とグレードの見分け方
シマノのコンポでも使えると言われるSRAMのカセットスプロケットについて、型番やとグレードの見分け方やそれぞれの特徴、そしてモデルと歯数構成のラインアップについてまとめました。
シマノとSRAMのスプロケットに互換性があるのであれば、SRAM互換であるSENSAHのコンポーネントはシマノ、SRAMのスプロケットと互換性があると考えられます。
ロー・トップ最大歯数・トータルキャパシティに注意
自転車の変速周りを考える時に大事なのは、ディレイラーの、
- ロー最大歯数
- トップ最大歯数
- トータルキャパシティ
の3点に注意する必要があります。
ディレイラーにシマノのパーツを使う際は、公式サイトに細かいスペックがあるので、その数字の範囲のシマノ・SRAMのスプロケットを使えば問題ないでしょう。
ロードバイク・MTB・クロスバイクのリアディレイラーの選び方
ロードバイク・MTB・クロスバイクのリアディレイラーを交換する時の、選び方、組み合わせるスプロケットの注意点、グレードごとの違いなどをまとめました。
一方で、SENSAHのリアディレイラーを使う場合は、公式サイトに記載のリアディレイラーの対応歯数を元にキャパシティなどを推測していきます。
SENSAHの公式サイトにはシマノ公式サイトのように詳細なスペック表示がなく、基本的に「ロー最大歯数」しか記載されていませんが、SRAMに互換するということはSRAMの同スペックのリアディレイラーと同じスペックと考えて良いでしょう。
例えば、SENSAHのEMPIREリアディレーラーは28Tまで対応とあるので、SRAMのショートケージのリアディレイラーと同等だと推測できます。
SENSAHコンポーネント対応スプロケットについて見てきました。
基本的にはシマノ・SRAMのスプロケットが使えるSENSAHコンポですが、公式サイトも含めて情報が少ないだけに完璧な互換性を求められないのは残念なところです。