ロードバイク・MTBのタイヤにシーラントを入れるメリットとデメリットと選び方

更新日: 2022年11月18日

公開日: 2022年4月26日

ロードバイク・MTBに入れるシーラントとは何か、そのメリットとデメリット、シーラントの選び方についてまとめました。

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シーラントとは?

シーラントは隙間を埋めるための液剤で、ロードバイクやMTBだけで使われるわけではなく、身近なところでは歯医者、木工などでも使われています。

ロードバイクやMTBにおけるシーラントは、タイヤチューブの中に入れる専用の液剤で、

  1. チューブラータイヤでパンク時に穴を埋める
  2. チューブレス・レディタイヤで隙間を埋める

という使われ方をします。

チューブレス・レディタイヤの場合は、チューブレスと違ってリムとタイヤに隙間ができるため、それを埋める用途で使われますが、チューブラータイヤと同様パンク時の穴埋め効果もあります。

シーラントを使うメリット

小さなパンクなら走って帰ってこれる

シーラントは隙間を埋める役割があるため、パンクなどで空いた小さな穴を埋めてくれます。これで完全にパンク修理ができるわけでは無いですが、しっかりシーラントを充填しておくと、釘を複数指しても空気が抜けないほど修正力があります。

シーラントを発売しているBlack Oxでは、シーラント入りMTBタイヤをライフルで撃ち抜いてもパンクしないという動画をアップしているほどです。

チューブラータイヤはチューブとタイヤが一体化しているため、「パンク = タイヤ交換」となり、出先で複数回パンクをしてしまうと、予備タイヤがなくなってしまうことがあります。チューブレスタイヤにシーラントを入れておくと、空いた穴をシーラントが埋めてくれるので、ある程度なら走行可能になります。

そのままロングライドに出かけるのは難しいですが、出先から自宅まで、もしくは近場の駅までなどへは走ることができます。人によっては「パンクしたらシーラントを入れて空気を入れて帰ってくる」という人もいます。

1本持っておくと、チューブレス化した時に使える

チューブラーとチューブレスのシーラントに違いはほとんどなく、粘度が違うだけと言われています。

ですので、チューブラーユーザーの方は、買ったシーラントを後々チューブレス・レディ化した時に使いまわせます。シーラントはタイヤ1本あたり300〜600円くらいなので、残ってしまっても使い回しができます。

また、「レースはチューブラーのロードバイク、サイクリングはチューブレス・レディのグラベルバイク」のようにバイクを使い分けている方は、どちらもシーラントを使うことでパンク時の対処も楽になり、荷物を減らすことができます。

シーラントを使うデメリット

慣れないうちは汚れる

プロショップの方や慣れた方がシーラントを使う場合は問題ないですが、慣れないうちはシーラントの入れ方に失敗して部屋がシーラントまみれになってしまうということもあります。特に空気をしっかり抜かないでシーラントを注入してしまうと大惨事になります。ただ、ここはしっかりとメーカー指定の手順を踏めば問題ないところでもあります。

チューブレス・レディタイヤの場合、出先でパンクした場合は新しいタイヤとシーラントで修理をすることになりますが、シーラント入りの古いタイヤを触るので確実に汚れます。修理キットにゴム手袋を入れておくなど工夫が必要です。

重量が増える

シーラントはタイヤ1本あたり30〜60mlほど入れることになるので、2本で最大100gほど重量がアップします。たかが100gですが、ロードバイクでバイクの軽量化に力を入れている方にとっては大きな数字です。

シーラントはしっかりとタイヤ・チューブの中に充填しないと効果が落ちるので、薄めたり少なく使ったりはできません。

定期的に補充が必要

シーラントは一度注入したらずっと効果があるわけではありません。メーカーにもよりますが、概ね半年から1年ほどでシーラントは揮発していきます。そのため、シーラントは定期的に注入する必要があります。

チューブラータイヤはシーラントがなくても走行できるため大きな問題にはなりませんが、チューブレス・レディタイヤの場合はシーラントがないと空気が抜けてしまうので、定期的なメンテナンスが必須です。

この辺りは、パンクしなければ1年でも2年でも使えるクリンチャーにはないデメリットです。

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ロードバイク・MTBのシーラントの選び方

定番メーカーの製品を選ぼう

ロードバイク・MTBで使うシーラントは自転車専用メーカーの定番製品を使うのがベストです。

シーラントの定番メーカーとしては、

  1. Muc-Off
  2. Panaracer
  3. STANS
  4. Vittoria
  5. BLACK OX
  6. Mavic
  7. IRC(井上ゴム工業)

などがあります。

どのシーラントが良いかは、タイヤやチューブ、パンクの仕方など相性があるので一概には言えませんが、無名メーカーよりかは定番メーカーの方が安心して使えます。

タイヤ・ホイールによってはメーカー指定がある場合も

注意が必要なのは、チューブレス・レディタイヤ、チューブレス・レディホイールでは、使いタイヤとシーラントをホイールメーカーが指定している場合があります。

メーカー指定じゃないと使えないというわけではないですが、メーカーが謳っている性能はメーカー指定のもので計測したものになるので、性能を最大限生かすのであれば、メーカー指定のものを使いましょう。

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