シマノ・SPDとSPD-SLの違いを徹底解説

公開日: 2021年6月16日

シマノのビンディングシューズ・ペダルの規格であるSPDとSPD-SLの違いを徹底解説!パワー効率、歩きやすさ、用途別の選び方などをまとめました。

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SPD・SPD-SLの効率の違い

SPDとSPD-SLでどれくらいパワー効率が違うのかを、シューズとクリート、ペダルの接続面で比較してみましょう。

ペダルとクリートの接続で見ると、SPDは3cm x 1.5cmほどの面でペダルと接続しますが、SPD-SLは8cm x 7cmの三角形で接続しています。面積で比較すると4.5cm2と28cm2で6倍ほどSPD-SLの方が大きくなります。クリート面の全てがペダルやシューズと繋がっているわけではないですが、大きな違いと言えます。

SPDとSPD-SLのクリートは、大きさがかなり違う

クリートとシューズの接続も、SPDがボルト2本留めなのに対して、SPD-SLはボルト3本留めで、よりしっかりとシューズと固定されています。

また、SPD-SLのシューズはソールがカーボンなどでガチガチになっているので、SPDやフラットペダルのようにペダル面でなく、シューズのソール全体で踏むことができるのも、パワー効率という面ではプラスです。

こうしてみると、SPDとSPD-SLで比較して、より効率的にパワーを伝えられるのは、SPD-SLだと言えます。

パワー効率が良いことのメリット

SPD-SLの方が効率的にパワーを伝えられるとして、効率が良いことのメリットは「疲れにくい(疲れないわけではない)」という点です。

ビンディングは引き足を使えることでよりペダリング効率を高めることが可能な仕組みですが、引き足の時に接続面がしっかりしている方がパワーロスが減るので、トータルでは少ない力でペダリングができます。先程解説した「シューズのソール全体で踏むことができる」のも、パワー効率面ではプラスです。

固定力が強いSPD-SLの方が引き足もふみ足もより強くできる

もちろん、SPD-SLにしたから劇的に疲れなくなるということはないですが、100kmを超えるようなロングライドになると、終盤が近づくにつれて違いを感じることは多いでしょう。

どっちが脱着しやすい?

よくビンディング初心者はSPDから入ってSPD-SLにしたら良いと言われますが、SPD-SLでも固着の弱いイエローのクリートを使えば、意外と簡単に外れます。

SPD-SLの中でも左右の遊びが大きいイエロークリート(SH11)

固定する時は別で、ペダルに「押し込む形」のSPDは難なく固定ができますが、SPD-SLはペダルに「引っ掛ける形」なので、慣れるまでは上手に固定できないかもしれません。

ここは慣れの問題でもありますし、仮に上手に固定できなかったとしても、固定できないままでも全く漕げないことはないので、信号や歩道でしっかりと固定してから発進することもできます。

その意味では、「外れやすい」「固定しやすい」という理由で、SPDかSPD-SLかを選ぶ必要性はあまり高くありません。

SPD-SLのクリートの違い

SPD-SLのクリートには3種類あって、それぞれカラーと遊びが違います。遊びがある方が楽に外せます。

SPD-SLの場合、左右に遊びがあるということは、ペダルに固定しても足が左右に動かせることでもあるので、慣れないと真っ直ぐなペダリングにならずに、ペダリング効率が落ちる可能性があります。

イエローのSH11は、SPDと同じくらい外しやすいクリートになっています。

SPDのクリートの違い

SPDのクリートにも、ノーマルとマルチの二つの種類があります。SPDはクリートが外しやすいですが、マルチはよりいろんな方向で外せるようになっているので、ビンディングが怖いという方は良いかもしれません。

SPD・SPD-SLはどちらが良い?

ビンディングシューズを選ぶ際に、SPDとSPD-SLのどちらにするかは悩むポイントですが、SPDのが悪くてSPD-SLのが良いということはないですし、その逆も同じです。SPDとSPD-SLは目的が違うからです。

SPDは「MTBなどの脱着を頻繁に行うライドのための規格」で、SPD-SLは「歩きやすさは犠牲になっても、パワー効率を優先した規格」です。

100kmを超えるようなロングライドだと、ペダルを漕いでいる時間の方が歩く時間よりも圧倒的に長く、長時間ペダルを漕ぐためにパワーロスをなるべく抑えた方が快適です。そうした用途ではSPD-SLが最適と言えます。

一方で、20kmほどのサイクリングやポタリングで、お店や観光名所に頻繁に立ち寄るのであれば、ペダルを漕いでる時間が短くなってその分歩く時間が長くなるので、歩きやすいSPDの方が最適と言えます。また、クリートがソールに埋め込まれているSPDは、お店や施設の床を傷つけないというメリットもあります。

ロードバイクならSPD-SLじゃないとダメ?

よく「SPD-SLじゃないとロードバイクじゃない」という声を聞きますが、SPDでもフラットペダルでもロードバイクはロードバイクです。もちろん、SPD-SLの方がロードバイクの「長距離を楽に走る」というコンセプトにマッチしているのは確かですが、SPD-SLじゃないとダメということはありません。

自分の用途やどうやって走りたいに合わせて決めるのがベストです。

SPDシューズは運動靴と同じ感覚?SPD-SLは歩きにくい?

歩きやすいのがSPDと言われますが、それでもクリートがついていたりソールが硬かったりと、運動靴とは歩く感覚は全く違います。クリートが剥き出しになっていて、ソールでグリップしてくれないSPD-SLに比べると歩きやすく、滑りにくいですが、SPD-SLじゃ歩けないということもありません。

ただ、SPD-SLのクリートはプラスチック製で、歩く前提で設計されていないので、アスファルトを歩くとクリートがボロボロになってしまいます。一方で、SPDのクリートは金属製でクリートがソールに埋め込む形になっているので、歩いてもクリートがボロボロになることは少ないと言えます。

SPD・SPD-SLを変換することは可能?

シマノから、SPD-SL用のシューズにSPDを接続するための変換アダプタが発売されているので、シューズ側はSPD-SLをSPDに変換することは可能です。逆はできません。

また、受けるペダル側にはこうした変換アダプタは用意されていないので、SPDペダルをSPD-SLに変換したり、その逆の変換をしたりすることはできません。

SPD・SPD-SL兼用ペダルはある?

SPDとフラット、SPD-SLとフラットという兼用ペダルはありますが、SPD・SPD-SL兼用のペダルというのは存在しません。

一方で、シューズはSPD・SPD-SL兼用のシューズがあります。どちらのクリートも接続できるので、ペダルが変わったとしてもシューズはそのままで対応できるのがメリットです。

ただし、両用シューズの場合、SPD専用シューズと違って、クリートが剥き出しになるので、どちらかというと、SPDにする意味はあまりないかもしれません。

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