MTBやクロスバイクで使われるフラットバー用ブレーキレバーには種類がありそれぞれ違いがあります。今回は、フラットバー用ブレーキの違いと選び方をまとめました。
- 日本語
- English
ビンディングペダルのクリートの種類とそれぞれの特徴まとめ
更新日: 2022年11月18日
公開日: 2022年5月9日
ビンディングペダルとシューズをつなぐパーツがクリート。たかがクリートですが、メーカー各社によって特徴や違いがあり。それが使い勝手やメリット・デメリットにも繋がっている実は重要なパーツです。
この記事の目次
スポンサーリンク
シマノのビンディングクリートの種類
日本でロードバイク、MTBのビンディングペダルと言ったら定番はシマノ。シマノは「SPD-SL」と「SPD」の二つのビンディングシステムを持っていて、それぞれ対応するクリートが異なります。
クリート規格 | 特徴 | 重量 | 素材 | キャッチのしやすさ | 歩きやすさ |
---|---|---|---|---|---|
SPD-SL | 固着面が広くパワーを使えやすい | 軽い | プラスチック | △ | △ |
SPD | ソールに埋め込むため、歩行しやすい | 軽い | 金属 | ○ | ○ |
シマノ同士でクリートから選ぶ際は、
- パワー伝達は弱いけど、長寿命で歩きやすいSPD
- パワー伝達が強いけど、寿命が短いSPD-SL
というのが選ぶ際のポイントになるでしょう。
SPD-SL
ロードバイク向けの「SPD-SL」用のクリートは三角形をしていてシューズに3点でボルト留めします。クリートのサイズが大きいため踏面が広く、ペダルに強く固着できるため、パワーをしっかりと伝えることができるというのが最大のメリット。
SPD-SLのクリートに対応するシマノのペダルは、製品にもよりますが、概ね他のビンディングペダルよりも固着が強く、その分クリップインが固めです。慣れれば問題ないレベルですが、最初のうちはストップ&ゴーであたふたしたり、シューズが外せなくて焦ることもあるかもしません。
また、SPD-SLのクリートはプラスチック製のクリートのため、歩行時は路面によっては滑る危険性があります。消耗も比較的早く、歩行するだけでなく信号待ちで地面に足を着くだけでも摩耗してしてしまいます。
-
SPD-SLクリート SH11
メーカー シマノ 規格 SPD-SL カラー イエロー 左右の遊び 6度 -
SPD-SLクリート SH12
メーカー シマノ 規格 SPD-SL カラー ブルー 左右の遊び 2度 -
SPD-SLクリート SH10
メーカー シマノ 規格 SPD-SL カラー レッド 左右の遊び 0度
SPD
MTB向けに開発されている「SPD」用のクリートは金属製の小さなパーツで、シューズのアウトソールの中に組み込むことができるため、歩行がしやすいのが特徴。SPDシューズの構造上、クリートが剥き出しにならなず、しかも金属ということで、クリートの寿命が非常に長いのがメリットです。
クリップインはよほど設定を硬くしない限りはクリップは軽めですが、クリート自体が小さいため、最初のうちはペダルのクリートキャッチ面を探すのにやや苦労するかもしれません。
また、固着面が狭いためSPD-SLほどのパワー伝達力はありません。
-
SPDクリート シングルモード SH51
メーカー シマノ 規格 SPD モード シングルモード 脱着方向 外向き -
SPDクリート マルチモード SH56
メーカー シマノ 規格 SPD モード マルチモード 脱着方向 外向き、上向き、斜め上向き
LOOKのビンディングクリートの種類
ビンディングペダルの祖であるLOOKのクリートは、現行モデルでは全て「KEOクリート」と呼ばれるプラスチッククリートになっています。KEOクリートはシマノのSPD-SLクリートと形が似ていますが、全く互換性はありません。
LOOKのクリートというと「ツルツル滑って歩行が怖いクリート」と呼ばれていましたが、KEOクリートにはラバー面を追加した「グリップクリート」があるため、歩行性能はアップしています。
LOOK (ルック) KEO グリップクリート グレー 4.5°
メーカー | LOOK |
---|---|
規格 | KEO |
カラー | グレー |
左右の遊び | 4.5度 |
クリートのキャッチについては、「軽すぎず、硬すぎず」というバランスの良い仕上げになっていて「初心者でも簡単に脱着ができる」という声が多いのがLOOKのビンディングです。
クリート規格 | 特徴 | 重量 | 素材 | キャッチのしやすさ | 歩きやすさ |
---|---|---|---|---|---|
KEOグリップクリート | 固着面が広くパワーを使えやすい | 軽い | プラスチック&ラバー | ○ | △ |
KEOクリート | ラバーなしのツルツルタイプ | 軽い | プラスチック | ○ | x |
デルタ・クリート | ラバーなしのツルツルタイプ | 軽い | プラスチック | ○ | x |
スポンサーリンク
TIMEのビンディングクリートの種類
クリートのキャッチの軽さと、膝への負担を抑えたシステムが好評のTIME。
特殊形状なクリートがペダリング時の足の動きに自由を与え、他社のビンディングペダルでは考えられないような軽くてスムーズなクリップインを実現しています。
一方で、TIMEのクリートはプラスチック製で耐久性能が非常に低く、値段も高いことから「運用コストがかかるペダル」という声も。
クリート規格 | 特徴 | 重量 | 素材 | キャッチのしやすさ | 歩きやすさ |
---|---|---|---|---|---|
iClic | クリップインが軽くスムーズ | やや重い | プラスチック | ◎ | △ |
TIME (タイム) クリート(ICLIC/XPRESSO/XPRO用)
メーカー | TIME |
---|---|
対応ペダル | ICLIC、XPRESSO、XPRO |
Wahoo SPEEDPLAYのビンディングクリートの種類
かつては金属プレート剥き出しのモデルもあったSPEEDPLAYのクリートですが、現行モデルでは全てラバーがついたクリートになっています。
元々金属製で寿命が長いSPEEDPLAYのクリートですが、ラバーがついているためクリート内部の金属の保護力もアップしています。一方で、クリート自体が重くなってしまうのがデメリットでしょうか。
SPEEDPLAYのクリートは、歩きやすさや脱着のしやすさでラインアップが分かれています。また、Ultra Light Action ペダルと Light Action ペダルは専用クリートになっているので注意しましょう。
クリート規格 | 特徴 | 重量 | 素材 | キャッチのしやすさ | 歩きやすさ |
---|---|---|---|---|---|
SPEEDPLAYクリート | ラバー付きで歩行しやすい | 重い | 金属&ラバー | x | ○ |
ULTRA LIGHT ACTION WALKABLE クリート | 歩行く脱着が軽い | 重い | 金属&ラバー | x | ○ |
-
スタンダードクリート
メーカー Wahoo SPEEDPLAY クリップインのし易さ 固い~中 リリーステンション 固い~中 リリースアングル 0~15度 -
イージクリート
メーカー Wahoo SPEEDPLAY クリップインのし易さ 易しい リリーステンション 固定~緩い リリースアングル 0~15度 -
ULTRA LIGHT ACTION WALKABLE クリート
メーカー Wahoo SPEEDPLAY 互換性 Ultra Light Actionペダルと Light Actionペダルにのみ対応
この記事で紹介したアイテム
-
SPD-SLクリート SH11
メーカー シマノ 規格 SPD-SL カラー イエロー 左右の遊び 6度 -
SPD-SLクリート SH12
メーカー シマノ 規格 SPD-SL カラー ブルー 左右の遊び 2度 -
SPD-SLクリート SH10
メーカー シマノ 規格 SPD-SL カラー レッド 左右の遊び 0度 -
SPDクリート シングルモード SH51
メーカー シマノ 規格 SPD モード シングルモード 脱着方向 外向き -
SPDクリート マルチモード SH56
メーカー シマノ 規格 SPD モード マルチモード 脱着方向 外向き、上向き、斜め上向き -
KEO グリップクリート グレー 4.5°
メーカー LOOK 規格 KEO カラー グレー 左右の遊び 4.5度 -
クリート(ICLIC/XPRESSO/XPRO用)
メーカー TIME 対応ペダル ICLIC、XPRESSO、XPRO -
スタンダードクリート
メーカー Wahoo SPEEDPLAY クリップインのし易さ 固い~中 リリーステンション 固い~中 リリースアングル 0~15度 -
イージクリート
メーカー Wahoo SPEEDPLAY クリップインのし易さ 易しい リリーステンション 固定~緩い リリースアングル 0~15度 -
ULTRA LIGHT ACTION WALKABLE クリート
メーカー Wahoo SPEEDPLAY 互換性 Ultra Light Actionペダルと Light Actionペダルにのみ対応