自転車のディスクローターの歪みとは?起こる原因と歪みを補正する方法
ディスクブレーキ自転車のディスクローター付近から「シュッシュッ」という異音が聞こえたら、ディスクローターの歪みの可能性があり。なぜディスクローターの歪みは起こるのか、歪みを補正する方法をまとめました。
更新日: 2022年6月10日
公開日: 2020年11月24日
シマノのSPDビンディングのクリートの種類であるシングルリリースとマルチリリースの違いやそれぞれのメリット・デメリット、選び方についてまとめました。
この記事の目次
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シマノのビンディングシステムであるSPD(SHIMANO PEDALING DYNAMICS)には、シングルリリースとマルチリリースという二つのクリートがあります。
SHIMANO (シマノ) SPDクリート シングルモード SH51
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | SPD |
モード | シングルモード |
脱着方向 | 外向き |
SHIMANO (シマノ) SPDクリート マルチモード SH56
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | SPD |
モード | マルチモード |
脱着方向 | 外向き、上向き、斜め上向き |
見た目はほとんど一緒ですが、マルチリリースのクリートには「M」の文字が刻印されているので違いがわかります。
シングルリリースクリートは足を外側に捻ってビンディングを外す「一方向」ですが、マルチリリースクリートはでは、外側だけでなく「斜め後ろ」「後ろ上」の方向でも外すことが出来ます。
シングルリリースとマルチリリースはクリートの違いなので、SPDに対応したペダル・シューズであれば、どちらでも利用できます。
シマノのクリートは単品でも1,000円台で販売されているので、ビンディングが不安な初心者の方は「最初はマルチ、慣れたらシングルに交換」とすることも可能です。
なお、ビンディングペダルに付属しているクリートはシングルのものがほとんどです。
マルチリリースクリートは外側だけでなくいろんな方向で外れるのがメリットです。ストップ&ゴーが多い街乗りや通勤・通学時には立ちゴケだけはしたくないので、外れやすいのは安心感にも繋がります。
しかし、逆に言えばそれだけ外れやすいということでもあるので、パワーを出して漕ぐシーンなどペダリングが乱れると意図せず外れてしまうというデメリットにもなり得ます。
SPDペダルはビンディングの固定力を調整できるでの好みの強さにしておけば問題ないことが多いですが、本格的にビンディングペダルで走りたいという人にとっては走りにくくなることもあるようです。
一方で、シングルリリースクリートは一方向だけなので、サイクリングなど「一定時間走り続ける」シーンであればマルチリリースよりも安定感が増します。
デメリットは慣れるまではうまく外れなくて立ちゴケする可能性があることでしょうか。
この動画でもわかる通り、ビンディングが外れないまま立ちゴケするのはかなり危険なので、外す練習はした方が良いでしょう。
「外れやすい」というのはペダルとシューズを固定するビンディングとしてはあまり良いことではありません。特に、ペダリングが綺麗ではない初心者の方はペダリングが正円にならないので、乱れると外れる可能性があります。
マルチリリースタイプは初心者には安心なクリートですが、「シングルリリースでうまく出来ない人はそもそもビンディングをやめた方が良い」という声もあります。
その意味では、
というのがベストかもしれませんね。
シマノのSPDクリートのシングル・マルチの違いをみてきました。
初めてビンディングを導入する初心者の方は、ビンディング自体が怖いもの。その意味では安心感があるマルチがあるのは嬉しいですが、用途によってはシングルリリースの方が良いケースもあるので、自身にあったクリートを試してみてください。
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | SPD |
モード | シングルモード |
脱着方向 | 外向き |
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | SPD |
モード | マルチモード |
脱着方向 | 外向き、上向き、斜め上向き |
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