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チューブラーテープのメリット・デメリット、主な製品まとめ
更新日: 2022年6月9日
公開日: 2022年4月22日
チューブラータイヤの脱着が楽になることで定番化した「チューブラーテープ」。メリットとデメリット、リムセメントの違い、主なメーカーのチューブラーテープをご紹介します。
この記事の目次
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チューブラーテープって何?
ホイールリムに引っ掛ける形でタイヤを装着するクリンチャー、チューブレスタイヤと違い、チューブラータイヤはホイールリムの上に「乗せる」形でタイヤを装着します。そのため、チューブラータイヤは、リムとタイヤを何かで接着しなくてはなりません。
これまでは「チューブラーセメント」と呼ばれる糊でリムとタイヤを接着していましたが、近年は品質の高い両面テープが出てきたことで、チューブラーテープも主流になってきています。
チューブラーテープのメリット
乗り心地の良さやパンクのしづらさにも関わらず、チューブラータイヤが人気のない理由が、
- 脱着の大変さ
- セメントを塗る手間
- セメントを剥がす手間
でした。
Panaracer (パナレーサー) リムセメント チューブ入り 33g RC-33
メーカー | パナレーサー |
---|---|
内容量 | 33g |
チューブラーテープを使うことで、「(2)セメントを塗る手間」はほぼなく、「(3)セメントを剥がす手間」については、テープの方が楽な時もあれば、リムセメントの方が楽な時もあります。また、リムセメントの場合は、塗りムラが出てしまいますが、テープであれば確実に均一に接着できるため、初心者でも簡単に使えます。
こうした理由から、チューブラーテープを使うチューブラータイヤユーザーが増えています。
リムセメントよりもリムテープのが楽?
タイヤを装着する際は、リムセメントは筆や指で塗るという作業がある分、貼るだけのチューブラーテープのが楽です。
一方で、タイヤを外してリムを綺麗にする際は、リムセメントを使う場合は「リムセメントリムーバー」を使う、テープの場合は「テープを手でゴリゴリ剥がす」のどちらかなので、状態にもよりますが、手間はあまり変わらないという声もあります。
カーボンリムで使うときには注意が必要
アルミリムのチューブラーホイールの場合は、溶剤を使ってセメントやテープを剥がしやすくするのが定番ですが、カーボンリムの場合は、カーボン・エポキシに対して攻撃性のある溶剤を使ってしまうと、リム自体を破損する可能性があるため、十分に注意が必要です。
また、タイヤを外す際やセメント・テープの残りを剥がす際も、金属製の工具などでガリガリやると、カーボンリムを傷つけたり、クラックを入れてしまう可能性があります。
カーボンリムのホイールでは、プラスチックなどカーボンよりも弱い工具を使うようにしましょう。リムセメント、テープを剥がす際は、ペットボトルの蓋が意外と便利です。
チューブラーリムテープは両面テープで代用できる?
チューブラーテープは接着力の強い両面テープなので、ホイールのリム幅にあったものがあれば代用は可能です。
ただし、家庭用の両面テープでは接着力が弱すぎますし、建築用などの専用のものは自転車用のテープとそこまで価格が変わらないこともあるので、安心を買ったと思って素直にチューブラーテープを買った方が良いでしょう。
チューブラーテープの幅(サイズ)・長さはどれが良い?
チューブラーテープの幅がホイールのリムを超えてしまうとテープがはみ出してしまうため、リムよりも最低でも1mm、出来れば2mm以上幅が狭いテープを選ぶのが良いでしょう。
- 17~20mm幅リム => 16mm幅テープ
- 21~24mm幅リム => 20mm幅テープ
- 25〜28mm幅リム => 25mm幅テープ
というイメージになります。余白が1mmでも上手に貼れれば問題ないですが、貼り方がシビアになります。
最近はナローリム向けのチューブラーテープの入手性があまり良くないので、入手が出来ない場合はリムセメントを使うことになります。
チューブラーテープの長さについては、2.5mで前輪一本分と覚えておくと、おおよその必要な長さがわかります。
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主なチューブラーテープ
MIYATA
チューブラーテープの定番はMIYATA。ホイール1本分で500円ほどと、他のチューブラーテープよりは価格が安く、日本での入手性が高めなのも良いところです。
MIYATA (ミヤタ) ミヤタ チューブラー テープ
メーカー | ミヤタ |
---|---|
テープ幅 | 16mm(TTP1、TTP2)、20mm(TTP4、TTP6) |
MIYATAのチューブラーテープは長いほどコスパがよくなるので(ホイール1本分である「2.5m版」はホイール1本あたり1,200円ほど、20m版なら実売5,000円ほどで、ホイール約10本分で1本あたり500円ほど)、チューブラーを長く使う方は、20mなどのロングタイプを買っておいても良いでしょう。
MIYATAのチューブラーテープは、チューブラーユーザーの定番アイテムですが、原材料不足の影響で2021年12月から販売が一時休止しています。
miyata Tubelar Tape販売一時休止のお知らせ
VELOX
自転車の海外通販などで定番なのがVELOXのチューブラーテープ。1ホイール分で1,000円くらいと値段はやや高めです。
VELOX (ヴェロックス) チューブラー テープ(カーボン・アロイリム用)
メーカー | Velox |
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テープ幅 | - |
TUFO
ロードバイク向けのタイヤも手がけるTUFOのチューブラーテープ。VELOXと同じくらいの値段で日本でも通販などで入手が可能です。
TUFO (チュフォ) GLUING TAPE (ロード用)
メーカー | TUFO |
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テープ幅 | 19mm、22mm |
Effetto Mariposa
こちらも海外通販でよく見かけるチューブラーテープ。日本でもAmazonで販売されています。