チューブラーテープのメリット・デメリット、主な製品まとめ

最終更新日: 2023/08/25

公開日: 2022/04/22

チューブラータイヤの脱着が楽になることで定番化した「チューブラーテープ」。メリットとデメリット、リムセメントの違い、主なメーカーのチューブラーテープをご紹介します。

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チューブラーテープって何?

ホイールリムに引っ掛ける形でタイヤを装着するクリンチャー、チューブレスタイヤと違い、チューブラータイヤはホイールリムの上に「乗せる」形でタイヤを装着します。そのため、チューブラータイヤは、リムとタイヤを何かで接着しなくてはなりません。

これまでは「チューブラーセメント」と呼ばれる糊でリムとタイヤを接着していましたが、近年は品質の高い両面テープが出てきたことで、チューブラーテープも主流になってきています。

チューブラーテープのメリット

乗り心地の良さやパンクのしづらさにも関わらず、チューブラータイヤが人気のない理由が、

  1. 脱着の大変さ
  2. セメントを塗る手間
  3. セメントを剥がす手間

でした。

チューブラーテープを使うことで、「(2)セメントを塗る手間」はほぼなく、リムセメントのように「塗りムラ」がなく、テープであれば確実に均一に接着できるため、初心者でも簡単に使えます。

「(3)セメントを剥がす手間」については、テープの方が楽な時もあれば、リムセメントの方が楽な時もありますが、リムーバーのような特殊な液剤を使わなくて良いという点では楽と言えます。

こうした理由から、チューブラーテープを使うチューブラータイヤユーザーが増えています。

リムセメントよりもリムテープのが楽?

タイヤを装着する際は、リムセメントは筆や指で塗るという作業がある分、貼るだけのチューブラーテープのが楽です。

一方で、タイヤを外してリムを綺麗にする際は、リムセメントを使う場合は「リムセメントリムーバー」を使う、テープの場合は「テープを手でゴリゴリ剥がす」のどちらかなので、状態にもよりますが、手間はあまり変わらないという声もあります。

カーボンリムで使うときには注意が必要

アルミリムのチューブラーホイールの場合は、溶剤を使ってセメントやテープを剥がしやすくするのが定番ですが、カーボンリムの場合は、カーボン・エポキシに対して攻撃性のある溶剤を使ってしまうと、リム自体を破損する可能性があるため、十分に注意が必要です。

また、タイヤを外す際やセメント・テープの残りを剥がす際も、金属製の工具などでガリガリやると、カーボンリムを傷つけたり、クラックを入れてしまう可能性があります。

カーボンリムのホイールでは、プラスチックなどカーボンよりも弱い工具を使うようにしましょう。リムセメント、テープを剥がす際は、ペットボトルの蓋が意外と便利です。

チューブラーリムテープは両面テープで代用できる?

チューブラーテープは接着力の強い両面テープなので、ホイールのリム幅にあったものがあれば代用は可能です。

ただし、家庭用の両面テープでは接着力が弱すぎますし、建築用などの専用のものは自転車用のテープとそこまで価格が変わらないこともあるので、安心を買ったと思って素直にチューブラーテープを買った方が良いでしょう。

チューブラーテープの幅(サイズ)・長さはどれが良い?

チューブラーテープの幅がホイールのリムを超えてしまうとテープがはみ出してしまうため、リムよりも最低でも1mm、出来れば2mm以上幅が狭いテープを選ぶのが良いでしょう。

  • 17~20mm幅リム => 16mm幅テープ
  • 21~24mm幅リム => 20mm幅テープ
  • 25〜28mm幅リム => 25mm幅テープ

というイメージになります。余白が1mmでも上手に貼れれば問題ないですが、貼り方がシビアになります。

最近はナローリム向けのチューブラーテープの入手性があまり良くないので、入手が出来ない場合はリムセメントを使うことになります。

チューブラーテープの長さについては「2.5mでホイール一本分」と覚えておくと、おおよその必要な長さがわかります。

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主なチューブラーテープ

MIYATA

チューブラーテープの定番はMIYATAの「TTP」シリーズ。ホイール1本分で500円ほどと、他のチューブラーテープよりは価格が安く、日本での入手性が高めなのも良いところです。

テープ幅と長さで「TTP-1(16mm x 20m)」「TTP-2(16mm x 5m)」「TTP-4(20mm x 5m)」「TTP-6(20mm x 2.5m)」と4つのラインアップがあります。

MIYATAのチューブラーテープは長いほどコスパがよくなるので(ホイール1本分である「2.5m版」はホイール1本あたり1,200円ほど、20m版なら実売5,000円ほどでホイール約10本分。1本あたり500円ほど)、チューブラーを長く使う方は、サイズが合えば20mなどのロングタイプを買っておいても良いでしょう。

MIYATAのチューブラーテープは、チューブラーユーザーの定番アイテムですが、原材料不足の影響で2021年12月から販売が一時休止しています。

miyata Tubelar Tape販売一時休止のお知らせ

ミズタニ

ミズタニ自転車が2023年に新たに発売したチューブラーテープ。バルブホール用の穴が空いていて、貼り付けやすいデザインになっています。

実売価格で1,000円ちょっとと価格も手頃で、販売休止となってしまったミヤタのチューブラーテープの代替品としても注目されています。

VELOX

自転車の海外通販などで定番なのがVELOXのチューブラーテープ。1ホイール分で1,000円くらいと値段はやや高めです。

TUFO

ロードバイク向けのタイヤも手がけるTUFOのチューブラーテープ。VELOXと同じくらいの値段で日本でも通販などで入手が可能です。

Effetto Mariposa

こちらも海外通販でよく見かけるチューブラーテープ。日本でもAmazonで販売されています。

Carogna TUBULAR GLUING TAPE SM

チューブラーテープに関するよくある質問

Q.

リムセメントをつけたホイールにチューブラーテープをつけても問題ない?

A.

基本的には問題ないですが、リムセメントが厚塗りされているとセメントとテープの分で厚みが出てしまうことがあります。

また、チューブラーテープがリムセメントに固着してしまう可能性はあるので、リム側はある程度綺麗にした後にリムテープを取り付けた方が良いでしょう。

タイヤ側はリムセメントの接着力が残っている状態でリムテープでホイールに取り付けると接着力が上がるためメリットがあります。

Q.

チューブラーテープとリムセメントなら、どちらがコスパが良い?

A.

手間を考えずに、単純なコスパで比較すると圧倒的にリムセメントです。リムセメントなら前後で100円程度分ほどしか使いませんが、リムテープは前後で1,000円以上します。

ただ、リムセメントを塗る、剥がすという作業を考えると、差額分くらいの作業コストは削減できるため、リムテープが人気です。

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