フロントディレイラーの上引き・下びきの違いと選び方

公開日: 2021/08/16

フロントディレイラーには、フレームのルーティングの方法の違いで「上引き(トップルート)」と「下引き(ダウンルート)」の2つの種類があります。それぞれの違いや見分け方、選ぶ際の注意点をまとめました。

編集ノート: cyclaboでは、パートナーリンクからコミッションを得ています。コミッションが記事の意見や、サービスの評価に影響を与えることはありません。

スポンサーリンク

フロントディレイラーの上引き・下びきの違い

シクロクロス・MTBに多いのが上引き(トップルート)

フロントディレイラーの「上引き(トップルート)」とは、フロントディレイラーを引くシフトワイヤーが、ディレイラーの上から通ってくるタイプのパーツです。

上引きのフロントディレイラーの場合、シフトワイヤーはリアブレーキと同様トップチューブを通るので、地面から一番遠いところにすることが出来、泥対策ができます。

MTBやシクロクロスなどは、地面から泥が付着する可能性が高いため、シフトワイヤーが地面に近いと、泥によってシフトワイヤーが詰まってしまい、変速ができなくなる可能性があるため、上引きを採用するのが定番でした。

ただし、現在のMTBやシクロクロスバイクは内装フレームが増えてきているので、下引きでも泥などの影響を受けることが少ないため、下引きを採用することが増えてきています。

ロードバイクは基本下引き(ダウンルート)

フロントディレイラーの「下引き(ダウンルート)」とは、下から通ってきたシフトワイヤーを引いて、変速するタイプのことの指します。

下引きの場合は、STIレバーから出たシフトワイヤーがダウンチューブの下(もしくは中)を通って、BB下から上にワイヤーを通してフロントディレイラーを引きます。

ロードバイクの場合は、舗装された道を走る前提の自転車ですので、泥対策をする必要がないため、この方法がほとんどです。

上引き・下びき、どちらにするかはフレーム次第

フロントディレイラーを上引き・下びきのどちらかにするかは、フレーム次第になります。

泥対策のために上引きのフロントディレイラーを買ったとしても、フレームがシフトワイヤーをトップチューブからルーティングすることが出来なければ上引きフロントディレイラーが使えません。

逆に、下引き用のフレームで、間違って上引きのフロントディレイラーを買ってしまうと、変速が出来なくなってしまうので、購入する際は注意が必要です。

例えば、本記事のトップ画像は、共にバンドタイプのFD-CX70ですが、左が「トップルート」で右が「ダウンルート」です。シフトワイヤーを留める金具の位置が異なっているだけでなく、ディレイラーを引っ張る構造も全く違うことがわかります。

上引き・下びきの見分け方

ロード向けのフロントディレイラーは、シマノの現行ラインであればほとんどが下引きですが、型番に「CX」が入るシクロクロス向けフロントディレイラーには、上引きのものがあるので注意が必要です。

最近のCX系のフロントディレイラーでは、

  1. FD-CX70
  2. FD-CX50

の二つに注意しましょう。

MTB系のフロントディレイラーは製品によって上引きか下引きかが異なるので、しっかりとメーカーの公式サイトで調べるようにしましょう。

例えば、シマノのフロントディレイラーであれば、型番で調べて製品名に「トップルート」と書いてあれば上引き、「ダウンルート」と書いてあれば下引きなので、購入前には必ず型番で検索しましょう。

スポンサーリンク

コンポーネントについてもっと知ろう

フロントディレイラー・ガイド

最新セール

最大40% OFF クーポンを見る

ワイズロード

ワイズロードオンライン サイクルウェアセール

Y's Roadでサイクルウェアセールが開催!冬ライドに必須の冬ウェアが最大40%OFF!

セールページを見る
最大40%OFF クーポンを見る

ワイズロード

最大40%OFF サマーウェアセール

Y's Roadで、2024年のサマーウェアセールがスタート。対象のサイクルウェアが最大40%OFF!

2024年12月31日 23:59まで

セールページを見る

最新クーポン

全てのセール・クーポンを見る

自転車とメカニクス 新着トピックス