シマノのMTB、ライフスタイルジャンルの新しいコンポーネントグループである「CUES」の、変速段数、パーツラインアップ、従来のコンポーネントとの互換性をまとめました。
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大手メーカーのグラベルロード向けのコンポネーントまとめ
更新日: 2023/09/05
公開日: 2021/06/24
ここ数年で人気急上昇中のグラベルロード。完成車も増えてきていますが、コンポメーカー各社もグラベルロード向けの専用コンポネーントをラインアップしてきています。
この記事の目次
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シマノ「GRX」
ロードバイク向けコンポのトップメーカー・シマノのグラベルロード向けコンポが「GRX」。グレード的には、ULTEGRAと105の間のグレードに当たるようです。
ラインアップ的には、
- GRX 12スピード
- GRX Di2(電動コンポ)
- GRX 11スピード
- GRX 10スピード
の、4ラインアップ。型番的には「RX」がGRXの型番です。
シマノのグラベルロード向けコンポーネント・GRXのラインアップと特徴
シマノのグラベルロード向けコンポーネント・GRXのシリーズラインアップとそれぞれの特徴、GRXを選ぶメリット・デメリットについてまとめました。
シマノのロードバイク向けのコンポーネントとも互換性があるため、現状のシマノコンポから一部のパーツを組み替えるだけでグラベルコンポにアップグレードできるのも大きなメリットです。
カンパニョーロ「EKAR(エカル)」
シマノに次ぐロード向けコンポメーカーの定番・カンパニョーロからは「EKAR(エカル)」というグラベル専用コンポが発売されています。
EKARはなんと、
- リア変速13速
- リアトップ9T
- 世界最軽量2,385g
という他社メーカーのグラベルコンポよりも頭一つ、いや二つくらい抜き出ているコンポです。
EKARのコンポセットを全て揃えると20万円以上しますが、それでも1x13の軽量というのは魅力的です。
SRAM「XPLR」
これまでは、グラベルロードの完成車に採用されるSRAMコンポーネントは、ApexやForceなどのコンポが多かったですが、2021年8月にSRAMからグラベルロード専用パーツ「XPLR(エクスプロア)」が発表されました。
グラベルロードはシンプルな操作性が好まれるためフロントシングル仕様のいわゆる「1x (ワンバイ)」がチョイスされることが多いですが、XPLRはまさに1xに特化しています。
XPLRが他社と違うのは、コンポセットではなくパーツグレードとして追加されている点。
シマノの「GRX」、カンパニョーロの「EKAR」のように、他社メーカーではグラベルブランドとしてコンポセットが独立していますが、XPLRはSRAMの「Red」「Force」「Rival」「Apex」の各グレードにXPLRパーツが追加されるという形になっています。
そのため、XPLRが冠されたパーツは、リアディレイラー(Red/Force/Rival/Apex)、スプロケット(各グレード共通)のみとなっており、Red、Force、Rival、Apexの各コンポーネントのパーツと組み合わせて使います。
なお、XPLRリアディレイラーは、上位グレードであるRed、Force、RivalグレードはSRAMの電動変速システム「eTap AXS」専用モデルのみでしたが、新たに登場したエントリーグレード・ApexシリーズのXPLRについては、AXSだけでなく機械式の両方をラインアップしています。
Apex XPLRのリアディレイラーは12速まで対応しているため、既存のRed、Force、Rivalの機械式コンポをXPLRでグラベル化することも可能になったということになります。
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microSHIFT
手頃な価格で品質も高いことで、大手メーカーのエントリー向け完成車でも採用されるmicroSHIFTが2023年にリリースした新しいグラベル向けコンポーネントが「SWORD(ソード)」。
大手コンポメーカーのグラベルシリーズは、油圧ディスクブレーキ前提のコンポが多いですが、SWORDはブレーキ・ギアともに機械式を前提としているため、エントリークラスのグラベルロードバイクに採用がされる可能性が高そうです。
変速段数は10速で、フロントシングルの1x10、フロントダブルの2x10の2種類をラインアップ。フロントシングルの左レバーは、ブレーキのみタイプとドロッパーシートポストの操作が出来るタイプの2種類がラインアップします。
SWORDは、同社のADVENT-Xと互換するため、シマノコンポーネントとは互換性がありません。
SENSAH「SRX PRO」
第4のコンポーネントメーカーになりうるメーカーとして最近注目が上がっている中国のSENSAH。ロード・MTB向けだけでなく、グラベル向けのコンポーネント「SRX PRO」も用意しています。ラインアップは1x11のみです。
SENSAHのコンポーネントはSRAM互換のため、SRAMがシマノのと互換性がある変速数まではシマノコンポとミックスして組むことが可能とされていますが、SRX PROについてはSRAMとシマノの11速には互換性がないため、シマノコンポとも互換性がありません。
そのため、SENSAHのコンポで組むことになります。
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