今さら聞けない自転車用グリスの役割と使い方

更新日: 2023/10/27

公開日: 2021/09/25

どこにやるべきか、意外と覚えていないのが自転車グリスアップ。今回は、自転車用グリスの役割とどこにどうやって使うのかをまとめました。

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グリスの主な役割は3つ

潤滑剤

グリスの主な目的は潤滑剤ですが、それは自転車でも同じです。

自転車のパーツでグリスが潤滑剤として使われているのは、

  1. ヘッドパーツ
  2. BB
  3. ハブ

など、ベアリングがある部分です。これらのパーツは予めグリスアップがされていますが、メンテナンスで古いグリスを落としてグリスアップをすると、動きが滑らかになり、抵抗や異音が減ります。

ただし、ワイヤーに関しては注意が必要で、通常の自転車パーツ用のグリスを塗ってしまうと、摩擦係数が上がってしまって引きが重くなってしまいます。

ワイヤーについては、アウターワイヤーへの攻撃性が少ない、専用のシリコンスプレーを使うようにしましょう。

Wako's (ワコーズ) シリコーンルブリカント SL

自転車用だけでなく、自動車や機械などにも使われるワコーズのシリコングリス。スプレータイプでワイヤーにも使いやすい。
メーカー ワコーズ
タイプ スプレー
内容量 420ml
適合 ロードバイク、MTB、クロスバイク

固着防止剤

次に使われるのが固着防止剤。

グリスは粘度が高いジェル状でパーツの接合部の隙間を埋めてくれるため、主にネジなどの接合部に塗ることで、取り付け部分の隙間から侵入した水分による酸化でネジ同士が固着するのを防ぐことができます。

自転車のパーツでグリスが固着防止剤として使われているのは、

  1. BB
  2. ステム
  3. シートポストクランプ
  4. ペダル
  5. クランク

などのボルトがあるパーツ全般です。

自転車は雨の日でも使われるため、どうしてもパーツの隙間に水が入ってしまいます。また、地面の砂などを巻き上げて走るため、パーツの隙間には砂や泥も入ってきます。

自転車のパーツは金属製がほとんどですから、水分や泥がパーツを酸化させて、結果としてネジが錆びて固着してしまうわけです。

パーツが固着すると、強力な専用工具でないと外れないことがあるので、まずは「固着させない」ことが大事です。

摩擦係数を上げる

これはカーボンパーツで限定になりますが、カーボン用のグリスは摩擦係数を上げる効果があります。

カーボンパーツは一点への集中荷重に弱いため、強い力で締め付けすぎると簡単に割れてしまいます。そこでカーボン専用グリスを使うことでパーツ表面の摩擦係数をあげて、金属パーツで締める時よりも弱い力で締め付けても、しっかり固定できるようにするのです。

よく耳にする「カーボンパーツにはカーボン専用のグリスが必要」というのはこの点で、通常のグリスは粘度の高いジェル状で軽く締めただけでは滑ってしまいますが、カーボングリスはジェルの中に粒状の成分が含まれていて、それが摩擦係数をあげてくれます。

3つの役割がわかれば、使い方がわかる

自転車のグリスの3つ役割、

  1. 潤滑剤
  2. 固着防止剤
  3. 摩擦係数を上げる

がわかっていれば、どこにグリスアップが必要かを覚えなくても、整備する段階で自然とグリスアップする場所がわかるようになります。

ベアリングがあったら潤滑剤として使いますし、基本的に全てのネジはグリスアップします。グリスアップをして動きが鈍くなることはあっても、パーツを壊したり腐食させることはほとんどないので、積極的に使うようにしましょう。

万が一、動きが鈍くなってしまったとしても、拭き取ってしまえば元に戻るので安心です。

意外と軽視されがちなグリスアップですが、自転車を長く良い状態に保つためには重要な工程ですので、忘れずに実施する癖をつけると良いでしょう。

自転車用グリスに関するよくある質問

Q.

グリスはどのメーカーのものを選べば良い?

A.

基本的にはパーツメーカーが推奨するグリスを使うのがベストです。

特に、ホイールのハブやペダル、クランクの「常時回転しているパーツ」は、メーカーがグリスを指定している場合が多いため、メーカー指定を使いましょう。

フレームやシートポストなど常に回転をしていないパーツは、メーカーがグリスを指定しないことが多いですが、その場合は用途に合わせてグリスを選びます。

Q.

自転車用ではないグリスを使ってはいけない?

A.
グリスを塗るパーツのメーカーがグリスを指定していない場合は、自転車用グリスを使っても問題ないことが多いですが、マルチ用途や汎用グリスは、探せば「自転車にも使える」という製品があるので、できればそちらを使う方が良いでしょう。
Q.

ロードバイクなどのスポーツ自転車とシティサイクルでは使うグリスは違う?

A.

ロードバイクなどのスポーツ自転車は、パーツごとにグリスの指定があることがありますが、それ以外は使うグリスは、対応する素材や目的が同じであれば、シティサイクルで使うグリスと同じでも問題ないことがほとんどです。

ただし、パーツのパフォーマンスなどを考えたら、スポーツ自転車にも使えるグリスを使うのがベストです。

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