走ってるのに痩せない!?自転車を走り込むほど痩せなくなる意外な原因

最終更新日: 2022/08/30

公開日: 2020/12/04

自転車ダイエットを続けていると「走ってるのに痩せない!?」という時期がやってきます。今回は、走り込むほど痩せなくなる意外な原因について見ていきましょう。

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走り込むほど痩せなくなる原因・5選

通勤・通学路に慣れてしまって強度が足りない

同じルートでも慣れることで次第にライドに余裕が出てくる

同じ通勤・通学路でも、毎日続ければ「どこでパワーをかけて、どこで楽する」というのは自然と身体が覚えていきます。最初の頃の無駄の多い走りとは違い、より効率的により省エネで走れるようになるので、同じルートでも最初よりも楽に走れるようになっていきます。

また、通勤・通学の場合は毎日行うものなので、毎日続けることで基礎体力がアップしていきます。そうすると、同じルートでも、最初の頃よりも身体への負荷が少なく走ることができるため、ダイエット効果は次第に落ちてきてしまいます。

自転車ダイエットで「痩せる」ためにはそれなりの強度の運動が必要ですので、慣れてしまうと毎日の通勤・通学くらいでは「体型維持」くらいの運動にはなっても、次第に「痩せなくなった」となってしまうのです。

その場合は、「もう少し速く走る」「ちょっと遠回りしてみる」「荷物を増やして車体を重くしてみる」など、自分で負荷をかけてみると、強度が増えてダイエット効果がまた出てくるようになるでしょう。

ライディングが上手になっている

最初のうちは息が上がっていたルートも次第に省エネで走れるように

自転車は、あらゆる乗り物の中でも最もエネルギー効率が高い乗り物とされています。自転車ではエンジンが自分ですので、自転車で走るということは「体内のエネルギーや、エネルギー源(脂肪や炭水化物)をガソリンにして、エンジンを回す」ということです。

最初のうちはペダリングがうまくなかったり、ポジションが悪かったり、姿勢が悪かったりと、無駄にエネルギーを使う走り方をしがちで、燃費が悪いのが通常です。

しかし、自転車に乗り慣れてくると次第に上手になって省エネになっていきます。今まで息が上がっていたルートをスイスイ走れるようになっていたら、明らかに省エネができています。

自転車を運転する上で「省エネができる」ということは上達しているということなので本来はとても良いことのなのですが、より多くのエネルギーを消費したいダイエット・減量ではマイナスです。

省エネ・ライドができるようになってるということは、長い距離を走れるようになってきているということですから、自転車ダイエットでより体重を減らしたいなら、週末にサイクリングコースを50km走ってみたり、ヒルクライムに挑戦したりと、一段階上の走りにチャレンジしてみましょう。

消費する以上に飲んで・食べてしまっている

ライド後はお腹が空いてどうしても食べ過ぎてしまう

特にロードバイクなどのスポーツバイクで長距離を走る人にありがちなのが「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」です。「運動後の一杯がうまい!」と言ってビールをがぶ飲みしたり、ライド後に大盛りご飯を食べたりすると、ライド後にはカロリーが消費されませんので、痩せにくくなります。

同じ移動手段でも、自転車は自動車や電車と違って走った分お腹が空くので、休憩時にランチをたくさん食べたり、帰宅してから夕飯をいつもよりもいっぱい食べてたり、合間に間食をしてしまうと、結局ダイエット効果はプラスマイナス0になります。

また、意外と見落としがちなのが「飲み過ぎ」で、ロングライドをすると汗をたくさんかくので、「カロリー補充」や「熱中症予防」と称してジュースやスポーツドリンクを大量に飲んでしまうと、確実にカロリーオーバーになります。

例えば、大塚製薬のポカリスエットは100mlあたり27kcal、500mlで135kcal、1Lで270kcalもあります。サイクリング時の補給ドリンクとして優秀なポカリですが、カロリーを摂取していることを覚えておきましょう。

いっぱい食べるのであれば、「ライド前」に食べるようにすれば食後に運動をするので、摂取したカロリーがより多く消費されます。いっぱい食べておけばハンガーノックも防げるというメリットもあります。

ドリンクを飲む際は、水とスポーツドリンクの両方を飲むようにしましょう。

最大強度での運動になってしまっている

ロードレースの選手のように高負荷なトレーニングでは脂肪が燃焼しづらい

自転車ダイエットで走り込んでいる人に多いのが、「より速く」「より強く」なるために、高強度のトレーニングをしてしまうパターンです。

エネルギー源が人間の体である自転車の場合、体のエネルギーをどのように使うのかがダイエットでは重要になりますが、ダイエットに効率的なのは心拍数領域の「有酸素運動」です。有酸素運動では、エネルギーの50%が炭水化物、50%が脂肪を使います。

一方で、常に心拍数が最大ゾーンに近くなる「最大負荷運動」や「無酸素運動」になると、有酸素運動で行われる「炭水化物や脂肪を酸素を使ってエネルギーに変換する」という方法だと、エネルギーの生産が消費に追いつけません。

そのため、高強度のトレーニングでは、手っ取り早くエネルギーになる筋肉に蓄えられているアデノシン三リン酸やクレアチンリン酸を使います。脂肪が使われないので、減らないのです。

自転車でダイエットをするには、体内の炭水化物や脂肪を消費するのが大事ですから、ダイエットをしたいなら有酸素運動をするようにしましょう。

有酸素運動かどうかを判断するのは、「Wahoo Fitness」などのスマホのトレーニングアプリと心拍センサーをペアリングして、計測しながらトレーニングをするのが手軽です。

運動管理という意味では、Apple Watchなどのスマートウォッチを使うと、運動領域のチェックと運動の記録を同時に出来るので、非常に便利です。

もし、心拍数センサーやスマートウォッチにお金をかけたくないという方は、有酸素運動は「おしゃべりしながら行える程度の運動」と言われているので、誰かと一緒に話しながらサイクリングをしたり、たまに独り言をしゃべってみたりして、調節してみましょう。

運動している時間がよくない

人間は、肝臓におよそ1,500kcalのグリコーゲンを蓄えています。肝臓のグリコーゲンは食後に最大値になるので、朝ごはんを食べた後の通勤・通学ライドが1500kcal以内の運動だと、肝臓のグリコーゲンを使ってしまいます。

逆に、基礎代謝が1500kcalの人の場合、半日で750kcalほどのグリコーゲンを使うので、帰宅時のライドでは炭水化物や脂肪もエネルギーに使われるようになります。

そう考えると、自転車ダイエットをするなら、朝食前のトレーニングや夕食前のトレーニングで有酸素運動を行うのが、効率良いダイエットになるかもしれません。

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自転車ダイエットを成功させるためには?

自転車でダイエットを成功させるためには、ここまで見てきた「痩せない原因」の逆をすれば良いことになります。

  1. 「運動している時間がよくない」 -> 食事の前に
  2. 「通勤・通学路に慣れてしまった」-> ある程度の強度で
  3. 「ライディングが上手になっている」 -> 上手になった分、時間・頻度をあげて
  4. 「最大強度での運動になってしまっている」 ->有酸素運動の範囲で行う
  5. 「消費する以上に飲んで・食べてしまっている」 -> ライド後は飲み過ぎ・食べすぎない

特に大事なのが「有酸素運動」と「長時間」、そして「飲み過ぎ・食べすぎ」という3つ。

脂肪と炭水化物をしっかりと消費する「有酸素運動」のレンジで、1時間を目安に出来るだけ毎日行う、そして「運動したから!」と言って、食べ過ぎ・飲み過ぎをしないということですね。

特に「しっかりと運動しているのに痩せない」という方は、多くの場合「消費カロリー < 摂取カロリー」なので、食事管理をしっかりして、摂取カロリーをコントロールするのが、自転車ダイエット成功への近道です。

自転車と消費カロリーについては、下記の記事を参考にしてみてください。

ライド後のドリンクには特に気をつけよう

摂取カロリーについて気をつけたいのがドリンクで、自転車でたくさん汗をかくと水分を大量に摂りたくなります。そんな時のスポーツドリンクやジュースの美味しさは格別ですが、ジュースやスポーツドリンクは「飲めば飲むほど喉が乾く」傾向にあるので注意が必要です。

自転車での運動中、運動後に時に飲むドリンクは、基本的には水を飲むのがベストですが「水は苦手」という方もいるでしょう。そういう方は、炭酸水にレモン果汁などを入れて飲むがのオススメ。

炭酸水はカロリーは0ですし、レモン果汁も大さじいっぱいで5kcalほどですからカロリーオーバーにはなりませんし、レモンに含まれるクエン酸は疲労回復にも役立ちます。

炭酸水はスーパーなどで安く売っている1Lペットを常備しておくのが良いですが、あまり飲まないとすぐに炭酸が抜けてしまってただの「苦い水」になってしまったり、箱で買うと邪魔なのが難点。

炭酸水を飲む習慣が出来たら、最近流行りの炭酸メーカーを使うのがオススメ。炭酸メーカーなら常に美味しい炭酸水が飲めて、500mlのボトルあたり約18円とコスパも高めです。


走るこむほど痩せなくなる意外な原因についてみてきました。

同じルートを同じように走っていても、どんどん省エネになってくるというのは自転車の面白さでもあり、ダイエットや減量という意味では、少々厄介な面でもあります。

自分の体力や走力などと相談しながら、適度に負荷をかけるのが自転車ダイエットでは重要なので、色々試して自分にあった自転車ダイエット方法を探してみてください。

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