MTBやクロスバイクで使われるフラットバー用ブレーキレバーには種類がありそれぞれ違いがあります。今回は、フラットバー用ブレーキの違いと選び方をまとめました。
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シマノのディスクブレーキパッドの種類と互換性まとめ
公開日: 2023年1月18日
シマノのディスクブレーキパッドの種類とモデルごとの違い、互換するブレーキキャリパーについてまとめました。
この記事の目次
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シマノのディスクブレーキパッドの型番の見方
シマノのディスクブレーキパッドの型番は「[パッド形状][世代][プレート素材]-[パッド素材]」というルールになっています。
例えば、「K04Ti-MX」であれば、
- 「ナロータイプK」形状のパッドの
- 第4世代
- チタンバックプレート
- メタルパッド
ということになります。
パッド形状は、「ナロータイプK」「ナロータイプL」「ナロータイプG」「ナロータイプJ」などがあり、ここはブレーキキャリパー側の規格で決まります。
世代については、新しい世代ほど耐摩耗性が上がる傾向にあります。
バックプレートについては、「Ti(チタン)」「C(コンポジット=複合素材)」「S(ステンレススチール)」「A(アルミ)」などがあり、重量と放熱性能に影響があります。
パッド素材については、基本的に「M(メタル)」か「R(レジン)」になりますが、新しい世代では「RF(樹脂フリクション)」などもあります。パッド自体にラジエーターフィンがある場合は最後に「F(フィン)」が付きますが、-Fがつかないフィン付きパッドもあります。
なお、型番にハイフンがつかない場合は、基本的にはレジンパッドとなります。
シマノのロード向けディスクブレーキキャリパーと対応ディスクパッドの型番
シマノのロード向けディスクブレーキキャリパー用のディスクパッドは、タイプごとに「ナロータイプK」「ナロータイプL」「ナロータイプG」の3種類があります。
現行世代は「ナロータイプK(フィンなし)」か「ナロータイプL(フィンあり)」の二択で、「ナロータイプK(フィンなし)」か「ナロータイプL(フィンあり)」はフィンの有無の違いだけで互換性があります。
「ナロータイプG」は旧世代のディスクブレーキ用となります。
型番 | 素材 | パッド形状 | ピストンタイプ | フィン | BR-R9170 | BR-R8070 | BR-R7070 | BR-4770 | BR-RS805 | BR-RS505 | BR-RS405 | BR-RS305 | BR-RX810 | BR-RX400 | BR-CX77 | BR-RS785 | BR-R785 | BR-R517 | BR-R317 | |
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K05Ti-RX | レジン | ナローK | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |||||||
K04Ti-MX | メタル | ナローK | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |||||||
K04S-MX | メタル | ナローK | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |||||||
K03S | レジン | ナローK | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |||||||
K03Ti | レジン | ナローK | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |||||||
L05A-RF | レジン | ナローL | 2ピストン | あり | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||||
L04C-MF | メタル | ナローL | 2ピストン | あり | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||||
L03A | レジン | ナローL | 2ピストン | あり | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||||
G04Ti-MX | メタル | ナローG | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||||||||||
G04S-MX | メタル | ナローG | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||||||||||
G03A | レジン | ナローG | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||||||||||
G03S | レジン | ナローG | 2ピストン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
選び方としては、ラジエーターフィンが付くLシリーズを選ぶか、なしのKシリーズを選ぶかということになるでしょう。次に、バックプレートの素材、パッドの素材でどのモデルかを決めます。
パッドを交換する際はディスクローターの対応パッドにも注意しよう
シマノのディスクブレーキシステムでは、キャリパー側がナローパッドなのかワイドパッドなのかでローターの選び方が変わります。これはキャリパーの対応パッドがワイドであれば、必然的にナロー用のローターが使えないからです。
また、ローターによっては、対応するパッドが「レジンのみ」という場合もあるため、レジンのみのローターを使っていて、メタルパッドに交換すると、ローターもメタル対応ローターに交換する必要が出てきます。
どのパッドを選ぶかでローターにも影響が出てくるということは覚えておきましょう。