シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
フルクラムの「2-Way Fit システム」とは?
公開日: 2022/04/18
フルクラムのホイールにある「2-Way Fit システム」について、種類とメリットをまとめました。
この記事の目次
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クリンチャーとチューブレスの両方に対応する「2-Way Fit システム」
フルクラムの「2-Way Fit システム」は、ホイールのリムがクリンチャーとチューブレスの両方に対応しているホイールです。カンパニョーロにも同様のリムを搭載したモデルがあります。
フルクラムには二つの「2-Way Fit システム」がある
フルクラムの「2-Way Fit システム」には、
- 2-Way Fit
- 2-Way Fit Ready
という二つの種類があります。前者が「クリンチャーとチューブレス」に対応し、後者が「クリンチャーとチューブレス・レディ」に対応するという違いがあります。
「2-Way Fit」はチューブレスに対応するので、シーラントやチューブレス・リムテープが必要がありません。一方の「2-Way Fit Ready」の方は、チューブレスではなく「チューブレス・レディ」に対応するので、シーラントやチューブレス・リムテープが必須です。
名前だけの違いのように思えて、選ぶタイヤも装着に必要なものも違ってくるので、購入する際は「Readyなのか、Readyでないのか」をしっかりとチェックしましょう。
「2-Way Fit システム」のメリット
パンクしたらクリンチャーで対応
チューブレスタイヤをそのまま装着して走行中にパンクしてしまったら、中にインナーチューブを入れてクリンチャーとしてそのまま走るということが出来ます。
チューブレスタイヤ、チューブレス・レディタイヤはパンクしたら基本的にタイヤ交換になるので、予備のタイヤを携帯する必要がありますが、「2-Way Fit システム」であれば、インナーチューブを携帯すれば良いので荷物を減らすことが出来ます。
チューブレスを試しつつ、これまでの資産(クリンチャー)も使える
チューブレスタイヤはここ数年で広がってきた新しいタイプの規格なので、まだまだ対応製品も多くはなく、チューブレスタイヤを試したことがあるという方も多くはないでしょう。
「2-Way Fit システム」なら、チューブレスを試してみて、合わないなと思ったら、すでに持っているクリンチャータイヤに戻せば良いので、気軽にチューブレスを導入できます。
特に、チューブレス・レディはシーラントを入れる手間など、デメリット部分も多くあると言われているので、「2-Way Fit システム」で最悪クリンチャーとしても運用できるというのはメリットです。